デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06現在、墨田区では、すみだの魅力を区内外のみなさんに知ってもらおう!という「シティプロモーション」を展開中です。その一環として、「すみだPR大使」を育成するワークショップをサンコー/co-lab墨田亀沢で開催しています。
「すみだPR大使」とは、すみだの魅力を発見し、発信するために選ばれた、小学3年生~6年生の子どもたちの事です。
その第一回目が、7月22日(土)におこなわれた「音」を「絵」で表現するワークショップ「ライブペインティングで表現力をみがこう」です。
なぜ題材が音なのか?実際にあるモノや景色を描く場合、自由に書いていいと言われても、どうしても目に見えているものにとらわれてしまいます。「音」なら明確な正解はありません。この音は何色なのか、どんな形なのかを想像しながら絵にしていくうちに、表現力や発想力を身に着けてもらうのが狙いです。
講師は墨田区出身の画家、角田晴美さん。先祖代々の生粋の江戸っ子です。
不動産業を営み、毎年牛嶋神社で開催している「すみだ川ものコト市」の実行委員長でもあります。
ワークショップが始まる前、講師の角田さんが読み手となり、墨田区のトリビアかるたで遊んでます。
自己紹介をしているこどもたち。ここが緊張感マックスの状態ですね。大人でも緊張します。
(個人の感想です)
音の題材は「すみだにある町工場の音」。動画の部分を黒く塗りつぶして、音だけ聞こえる状態で再生しています。この段階でわかりますか?
この動画の音の正解は最後におしらせします。
「いやいやいや、音を絵にするとかムリだし、なにすればいいかわからないし?????????えっ何?何すればいいの?」と心の声がきこえてくるような静寂。
それはそうでしょう。正解のないものを描くなんてことは今までなかったと思うし、大人でも難しい。でも大人たちが口出ししてしまってはこのワークショップの意味がなくなります。
(実は大人たちはこの数分間の静寂が何時間に感じるほどの恐怖を覚えていた事はナイショです・・・)
角田先生が横について、こども達に質問しながら会話をすすめていくと、ようやく慣れてきたようで、自分の手で書き進めていきます。
書き終えてから、音の主を披露してます。この時の子どもたちは、それぞれ驚いたり、身を乗り出したり、説明を熱心に聞き入っていました。みんな興味を持っている感じです。
2つ目の音からは、子ども達も理解したようで、どんどん筆が進んで行きます。
回数を重ねていくうちに、筆を使わず自分の指で描いたり、音のリズムをとりながら描く子もいて、絵にもそれぞれ個性がでてきています。
まったく違う絵があるのは当然ですが、おどろいたのは、途中まで色や向きや太さまで、ほとんど同じような描き方だったものもありました。実は「音」にもかたちがあるの?
子どもたちには見えるの?と感じた瞬間でした。書き出した時は二人とも太くて青い斜め線。その後独自の進化を遂げてます(笑)おわりに、8月17日の、第二回目ワークショップまでに、自分の身の回りの「音」を絵にしてくるという宿題をありがたく?受け取りました。
ワークショップ終了後、今回のお題の中にもあったサンコーの印刷機の音を生音で披露。実際の工場の音は動画よりも大きく迫力があります。子どもたちも驚いたり、規則的な音にリズムを撮ったりしていました。
第二回、三回目は8月17日と18日。
墨田区を実際に歩いて、面白いところや気になるところをスマートフォンの動画で撮って、編集するワークショップです。同じくシティプロモーションの一環で、「すみだの魅力PR動画コンテスト」が8月1日から受け付け開始になります。ワークショップを終えた後の彼らが、自分からすすんで撮影して応募してくれたらいいな~、と期待しています。
第二回目、第三回目ワークショップに続く。。。。
K.Y
おもいたった時に、だれでもすぐに撮れて気軽に応募いただけるように、スマートホンやタブレットの「縦動画限定」のコンテストです。グランプリ賞の副賞の中には、例のお菓子が10,000本!という夢のようなものもあります!是非みなさんもご参加ください。
今回ご紹介した件の他にもお客様から掲載承諾を頂いた案件をご紹介しています。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)