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印刷物のメッセージに寄り添うエコペーパーの選択

公開日 2022.09.08 更新日 2023.12.25

カテゴリ :

タグ : CCF, SDGs, エコ, オフセット印刷, サーキュラーコットンペーパー, パンフレット, ファンシーペーパー, 環境, 非塗工紙

印刷のエコ、どう選ぶ？

エコやSDGｓに対するニーズが高まり、印刷業界でもエコを謳う様々な紙・印刷方法が出ています。しかし選択肢が増えるにつれ「どれを選んだらよいかわからない」という声を聞くようになりました。そんなとき、私たちは制作する印刷物のメッセージに合ったものをお勧めしています。今回ご紹介するのは、洋服などの繊維をリサイクルしたサーキュラーコットンペーパーの印刷事例です。

一般社団法人森から海への活動とは

鹿が森を枯らしている

全国各地の森では、鹿が増え続けて森を食べつくしてしまい、生態系が崩壊するという深刻な問題が起きています。森の生態系が崩れると、街や海も影響を受けます。鹿の数をコントロールするには捕獲が必要です。捕獲された鹿の肉は低カロリー高たんぱくでミネラル豊富。さらに天然の餌だけで育っているので、安心安全なお肉なのですが、90%のお肉が活用されず処分されているそうです。
この安心で栄養豊富な鹿肉をペットフードとして活用し、鹿の数をコントロールしながらペットの健康を実現。経済を循環させることで、その利益で森の生態系の回復に務めようとするのが一般社団法人森から海への活動です。

写真は森から海へのサイトから https://morikaraumie.com/

ペットの肌にも優しいオーガニックコットン

森から海へのもう一つの活動領域は、ペットのためのオーガニックコットンのお洋服づくり。ペットにも皮膚疾患が増えているため、厳しい基準で作られた無農薬のオーガニックコットンを輸入し、国内製造で安心安全なお洋服を作られています。

写真は森から海へのサイトから https://morikaraumie.com/

事業を通じて森を守る

これらの事業を通じて生まれた収益を、生態系の回復に必要な人材育成に投資。持続可能な街づくりや、鹿肉などの野生生物に関する調査研究などを通じ、森と森につながる海を守ることを目指した活動をされています。

印刷物のメッセージ

鹿の命をいただき安心なコットンを使うことで、ペットの暮らしを豊かで快適にし、森や海をまもること。このメッセージを伝えるには、コットンをリサイクルしたサーキュラーコットンペーパーが最適。表面にコーティングがされていない非塗工紙の特徴である落ち着いた風合いながら、色の沈みが少ないことが特徴です。森を描いた版画の緑色が明るくきれいに印刷できました。スミ文字のにじみもほとんど発生せず、すっきりした仕上がりです。

サンコーはサーキュラーコットンファクトリーのパートナー会員です

一度も袖を通されずに捨てられてしまう大量の洋服。その問題を少しでも解決したいと立ちあがったサーキュラーコットンファクトリーの理念に共感し、サンコーはパートナー企業となり、オフセット印刷、オンデマンド印刷両方でのテスト印刷も実施しています。

ファッションに関わっている。廃棄物を減らすことに貢献したい。そんな想いから印刷物をつくられる際には、サーキュラ―コットンペーパーを選択肢の一つに加えて頂けると嬉しいです。それ以外にも雑誌古紙が原料のMag-N、国内の間伐材を利用した紙など、印刷物のメッセージに寄り添った紙や印刷方法をご提案し、お客様のエコ・SDGsの実現に向けてお手伝いをします。