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たくさんのこだわりが詰まっている高精細印刷

公開日 2022.01.06   更新日 2022.02.01

凄いチームとご一緒させて頂きました

今回、印刷のご依頼を頂きました小林断裁さんは、「こばだん」の愛称で親しまれ、紙を愛するプロフェッショナルな職人が確かな技術で、他社では難しい加工でもいちから相談に乗ってくれる頼もしい会社さんです。
デザインはなんと、株式会社京源の波戸場承龍さん・耀次さん親子。着物などに手描きで家紋を入れる紋章上繪師であり、COREDO室町の大暖簾をはじめとした数々の大きなプロジェクトを手がけられています。
また、箔押しはコスモテックさん。今まで見たこともない箔の表現を追求し、文字通り「行列の出来る箔押し印刷工房コスモテック」の名にふさわしい、サンコーのお手本とさせて頂いている会社さんです。

担当させて頂いたのは京都「眞松庵」さんのホテルカード

印刷を担当させて頂いたのは、京都「眞松庵」さんのホテルカード。眞松庵さんは、京都の街並みに溶け込むよう控えめな外観を持ち、伝統的和風建築の上質感と現代ホテルの快適性を兼ね備えた4室のみの素敵なラグジュアリーホテルです。雰囲気は是非ともHPをご覧ください。

京都「眞松庵」さんのHPはこちら

印刷はグラデーションと曼荼羅線だけのシンプルなもの

表面の印刷はグラデーションと曼荼羅線のみのデザイン。こだわりの曼荼羅線は、色校正時に0.01pt刻みで表現の具合を見てみたいとのご要望がありました。そこで私たちは、極細の曼荼羅線を掠れなく表現するために、細い線を表現するのに適さないプロセスの網点ではなく、特色を使い、ベタで線を表現することをご提案。さらに細さを綺麗に出すために、一般的なカラー印刷の線数、175線ではなく300線をご提案しました。線数とは網点が1インチ(2.54センチ)に何列並んでいるかという意味で、線数が高くなるほど、網点が人の目では見えないほど細かくなります。写真の空や、人肌などのザラつきがなくなります。また、細かい文字や細い罫線など、細部の再現性が格段と良くなるメリットもあります。

175線と300線の比較

左が300線で右が175線。写真の滑らかな感じが出ています

線数の比較

グラデーションのトーンジャンプを軽減するために

イラストレーターで作られたグラデーションは、そのまま使用すると、本来なら少しずつ色が変わる部分で極端な色差が出てしまう現象の「トーンジャンプ」がおきる可能性があり、それを少しでも軽減するために、イラストレータのグラデーションデータをそのまま使用するのではなく、グラデーションの画像化を提案。ボカシを加えることでより滑らかなグラデーションを表現することにしました。

グラデーションを画像化する様子

詳しくは書けませんが、フォトショップでボカシながらグラデーションを作ります。

グラデーション画像化

0.01pt刻みの本機校正

カードサイズなので一度に多くのパターンを見ることが出来ます。

面付 本機色校正

さすがのコスモテックさん、箔押しも素敵です

本機校正の後、正式に決まった曼荼羅線のポイントは「0.08pt」、グラデーションも少し伸ばして全体を包み込むようなイメージとなりました。私たちの担当はここでおしまい。このあとは我らがコスモテックさんの出番です。箔押し表現は2色の箔、フレッシュウォーター箔とチョコレート箔を使用し、全体のバランスを考えてロゴが引き立つ、一番最適なチョイスとなりました。印刷表現と箔押し位置は見当合わせのため、大変難しい作業ではありましたが、そこはさすがのコスモテックさん、1点1点手作業で箔押し加工をしていました。

仕上がりの写真

箔が乗ると、素敵なカードに仕上がりました。

箔押し

これからも、みなさんのおもいをカタチにしていきたい

色々な案件をお任せ頂くと、デザインと印刷技術の掛け算で私たちの中で新しい知識が積みあがってきます。その知識は、案件ごとに新たなご提案が出来る私たちの強みでもあります。これからも、みなさんのおもいをカタチに出来るお手伝いが出来ればと思っております。改めて、今回のチームメンバーのみなさま、貴重な経験を有難うございました。

デザイン:波戸場承龍・波戸場耀次(株式会社京源
断裁:株式会社小林断裁
箔押し:有限会社コスモテック
印刷:株式会社サンコー

オフセット印刷(特色2c/3c):栗瀬達也 待鳥光明(株式会社サンコー)
画像加工:井上利之(株式会社サンコー)
DTP・CTP出力:小澤広政(株式会社サンコー)
進行管理:岡部和彦(株式会社サンコー)

用紙:ルミネッセンス マキシマムホワイト 四六220kg

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