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ゲストトーク 鈴木潤さんの既成概念にとらわれないデザイン的視点 | 紙と印刷とラジオ 第35回

公開日 2021.04.07   更新日 2023.12.28

5週あった3月が終わり、4月がやっとやってきました。新社会人らしき着慣れないスーツ姿の若者を見かけ自分たちにもこんなことがあったなと懐かしむ有薗と西谷さんです。

今回はco-labのメンバーであり有薗の心の友、インクデザイン株式会社の代表取締役、鈴木潤さんとデザインについて語ります。

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鈴木潤さんのPUNKなデザイン思考

鈴木さんは文系の大学を卒業後印刷会社に就職しオペレーターの仕事をしながらデザインがしたいと考え、デザインスクールに通い独学で学びながら2013年に独立しました。
「会社をデザインする会社」をコンセプトにグラフィックデザインやWebデザインを越えたデザインを提案されています。

様々なことに挑戦する経営者を応援するポートレートを撮影したり、茨城県で企業と求職者を繋げる活動をしたりと常にエネルギッシュに動く鈴木さんですが、インクデザインを設立するまでどのようなことがあったのでしょうか。

大学留年中に目覚めたデザインへの意欲

鈴木さんは大学の教養学部に入学しました。大学生でいる時間はモラトリアム期間になりがちなことに共感される方もいらっしゃることでしょう。
鈴木さんも学校には行かずに昼からパチンコに行き、土日に競馬、夜は麻雀と自由奔放に過ごし、2年留年。。そのため入れるゼミの選択肢が少なく情報処理のゼミに入ったそうです。そのゼミで当時としては珍しいMacに出会い、鈴木さんは衝撃を受けました。色々と調べるうちMacではデザインができると知り夢中に、秋葉原で中古のMacをなけなしのお金をはたいて買い、色々なことを自分でやり始めてみたそうです。
ちなみにその後大学は無事に6年間で卒業できたとのこと。

印刷会社へ就職するもデザインがやりたい

就職はデザイン系の会社を志望していましたが、就職氷河期で美大や専門学校でデザインを学んでおらず、留年もしている鈴木さんが雇ってもらうのは難しい状態でした。そんな中で印刷会社でもデザインに近いことができると耳にし、印刷会社に鈴木さんは入社しました。印刷会社ではひたすらDTPオペレーターの仕事で広告業界雑誌業界の人と繋がる機会は持てたものの少し仕事内容に違和感を持ち始めたそう。
そこで「印刷会社の中で尖ったことをすればいいのでは」考え、社長に直談判をしてデザイン部門を立ち上げ、飛び込み営業をして顧客開拓をしていきました。
印刷会社の中でのデザイン部門として仕事は順調に回っていましたが、東日本大震災の年に家族と近いところで仕事をしたいと感じたのがきっかけで独立しました。
独立3年目に今のco-labに入居、印刷会社が差別化のためのデザイン部門を強化するという有薗の考え方に共感してのことだそうです。
大学時代に秋葉原で買ったMacといい、積極的に自己投資する鈴木さんの姿勢はPUNKですね。

削る年賀状

今年のサンコーの削る年賀状は鈴木さんの発案で出来上がりました。
「捨てられない年賀状をつくりたい」と有薗が鈴木さんに相談したら「尖ってることしてもいいですか?」と言いながらあの年賀状のアイディアを生み出した鈴木さん。スクラッチして見えてくる言葉、削るという行為で伝えられること、驚きを想定したあの年賀状のデザインは話題となりました。

デザイナーは生き方だと語る鈴木さん、頭の脳裏に焼きつくモヤモヤに立ち向かい続ける中で自分のアウトプットが軽く否定されることもあり心が折れそうになることもあるそうですが、デザインが好きだからこそ枠組みを越えたデザインができるのでしょうね。

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