デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06平和紙業さんでも扱っている輸入紙について語りました。日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジア。それぞれの国の紙に対する文化が反映されていることが理解できる内容でした。
700mm×1000mmがヨーロッパのファンシーペーパーの規格としては一般的だそうです。どのサイズでも微妙に取り都合が悪いサイズで、その事情はヨーロッパでも同じとのこと。でも、そもそもファンシーペーパーが使われるシーンが、高級ブランドのパッケージや、クリスマスカードなどであり、多少のロスは気にしない文化があるようです。一方でテキストやカバーで使われる一般紙や本文用紙は、日本よりも極端に合理化されていて寸法が細かく作られているそうです。
ヨーロッパ、アジアは日本と同じ。でも、アメリカだけはインチとポンド表記が基本のため全く違うそうです。さらに販売する単位もReam Price(リーム)=500枚単位と異なります。それ以外も名刺のサイズは世界中で微妙に異なり、日本では91㎜×55㎜なのに対して、イランが85㎜×48㎜と一番小さく、ヨーロッパでは85㎜×55㎜。中国では90㎜×54㎜と日本と1mmの違い。
その他、海外のファンシーペーパーの有名メーカーや、欧米のファンシーペーパーの合理的な文化、海外で人気の紙などについて語りました。あっという間の30分。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
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