
デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06情報を伝える手段として、紙の印刷物とWEBが共存する時代。WEBは瞬時に情報を届け、ユーザーに最適な広告を表示するなど、効率的な手法が確立されています。では、紙の印刷物にはどんな価値があるのでしょうか?その答えのひとつが「体験」です。そんな「体験」を活かした印刷物をご紹介します。
紙を破る。それだけで、驚きや楽しさを生み出します。例えば、ミシン目が入ったパンフレットや、破ることで開封できるパッケージ。ちょっとしたアクションが、情報伝達をより印象的なものに変えます。
捨ててもなお価値が残る体験する印刷物→ 破る行為自体をデザインに活かし、破った後に上下入れ替えると違ったメッセージが読めるようになっています。
スクラッチ印刷を活用すれば、削ることでメッセージが現れる仕掛けを作ることができます。削る行為そのものがワクワク感を生み、ユーザーを引き込む要素になります。例えば、キャンペーンカードやクーポンなど、ゲーム感覚で楽しめる印刷物が可能です。
紙の価値を伝える年賀状 → スクラッチで隠された状態で読んだ文章と、削った後に読んだ文章の意味が正反対になるというデザインです。
紙の質感ひとつで、印象は大きく変わります。ザラっとした手触り、高級感のあるコーティング、指でなぞると感じる凹凸加工。視覚だけでなく、触覚でもブランドの世界観を伝えることができます。
感温印刷を使った触りたくなる年賀状 → 届いたとき、中央には判別しにくい文字があります。触れてみると、温度で色が変わるインキで刷られた部分の色が消え、中央のメッセージが現れます。触るという体験自体がメッセージになっています。
アナログならではの体験を活かした印刷物は、情報を伝えるだけでなく、受け取った方の印象にも残ります。
WEBと紙、それぞれの良さを活かしながら、印刷の可能性をもっと広げていきませんか?
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
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(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)