トップ これまでとこれから | 紙と印刷とラジオ 第100回

これまでとこれから | 紙と印刷とラジオ 第100回

公開日 2022.08.10   更新日 2023.05.17

2020年7月にスタートした紙と印刷とラジオがとうとう100回目。お祝いのお花やメッセージを頂いてのオンエアでした。これまでお聞きいただき、本当にありがとうございます。

ラジオを始めることになった理由は?

もともとは平和紙業さんでの展示会を2020年の5月に開催するために準備を進めていました。印圧による刷り上がりの違いなどの印刷技術を知って頂き、デザイナーさんが印刷会社と直接会話ができるようになって貰うことを目指した展示をする予定でした。その展示がコロナで延期になり、西谷さんからの「ラジオやりましょう!」という発言がきっかけで2020年7月7日から放送開始しました。

ラジオを始めて2年で変わったこと

活舌が良くなったり、時間内に話しをまとめられるようになったりといった個人的な話はさておき、世の中の変化がコロナで加速しました。オンライン化により人が出合わなくなり、紙が動かない時代になりました。その結果、ゲストで出て頂いたパッケージの構造設計をされている工藤さんが話されていた「メディアからマテリアルへ」の変化が加速したと感じています。そして地球環境に対する意識が高まり、すぐに捨てられてしまうような印刷物が世の中から受け入れらなくなっているように思えます。
このような変化の結果、「捨てたくない紙」「紙で貰うから嬉しい」といった感性に訴える素材感や色彩を持つマテリアルとしての紙がより求められるのではないか。それがパーソナリティ二人の共通した見解でした。2021年にサンコーの削る年賀状では「情報を伝えるメディアから五感で伝わるメディアへ」というメッセージを書きましたが、この年賀状に多くの共感が集まったことも、メディアからマテリアルへの変化を確信することに繋がりました。

101回目以降にやりたいこと

これまでの放送は、「紙と印刷のSDGsについて考える」「デザインのプロポーザルについて考える」など概念的なお話しを扱ったものと、「商品名とコピーから紙を知る」「色校正について」などお役立ち情報の2つのテーマに集約されると思います。これからもその2つのテーマを軸に、お聞きいただいている紙や印刷やデザインに関わる人たちと一緒に、紙の未来を考えていきたいと思います。これからもお聞きくだされば嬉しいです。

紙と印刷とラジオ 100回目二人の表情、違いすぎません?

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