デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06新入社員の研修が終わり実務に入り始める7月ということで、紙業界・印刷業界の採用について語りました。
サンコーは勤続年数が長い社員が多いですが、紙が好き、印刷が好きになったのは入社してから。という人間が大半です。しかし、20代~30代でこの業界で働く人たちを見ると、紙が好きでこの業界を選んでいる。さらにデザインやアートの学校を出ていたり、女性だったりと、これまでの印刷業界では珍しかった人たちが増えているように思います。
紙業界でも西谷さんが入社した2001年頃とは人材のタイプが変わっているとのこと。20年前は体育会系の文化が色濃く、採用試験では応募者の大半が男性。お客様との商談ではスポーツの話で中心で、接待が多くお酒もたくさん飲み、ゴルフや麻雀が大好き。人間関係を作ることでお仕事をする文化が重視され、紙好きで理由で入社する人はいなかったそうです。今は面接の段階から紙が好きの人が多く女性の割合が高い。紙好きが集まる会社になったそうです。
このような変化がどのような理由で起きているのか、深堀してみました。
以前の印刷業界はとっても残業時間100時間は当たり前というブラックな業界でした。そのような時代には体力のある人が求められましたが、今はそんな仕事のやり方はなくなりました。
メディアが多様化したことで、紙が好きという人が現れてきたと考えられます。レコードからCDになり、さらにストリーミングと音楽メディアが多様化したことで、レコードに針を落とす行為に価値が出たように、情報メディアが多様化したことで、紙が好きという人が現れるようになったと考えられます。
デザイナーとコラボレーションしたり、自らがデザインを発信したりと、従来の町工場の枠を超えるような工場が増え、仕事のあり方がオペレーターから表現者に変わったことも理由と考えられます。「技術でどんな表現が出来るか?」が求められるようになり、体力と根性以外の素養を持った人たちが輝ける場ができました。
サンコーの営業は①デザイナーさんに対する印刷営業。②webマーケティング。③クリエイティブディレクションと、3つの広い事業領域を担当します。そのため、印刷業界、マーケティング業界、クリエイティブ業界、それぞれの経験を活かすことができます。ご興味のある方はこちらからお問合せください。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)