トップ おしゃれな名刺デザイン3つのコツ。その他注意点もご紹介

おしゃれな名刺デザイン3つのコツ。その他注意点もご紹介

公開日 2021.03.30   更新日 2021.04.22

名刺デザインは一見簡単そうに見えますが、デザインの基本的なスキルが必要です。
具体的な作業手順に合わせてデザインのコツを解説、また、その他注意点についてもご紹介していますので参考にしてみてください。

1:情報の整理

一般的な名刺サイズは55mm×91mmと限られた紙面なため、載せる内容を絞り種類ごとにまとめましょう。情報の整理をすることにより目立たせる箇所が明確になるので、文字サイズや、表・裏それぞれに入れるべき内容など、名刺のレイアウトに役立ちます。

【情報整理例と文字サイズの目安】
載せる内容 文字サイズの目安
個人情報
  • 〇〇部
  • 係長
  • 山田太郎
部署/7pt以上
役職名/7pt以上
姓名/12pt以上
会社情報
  • 株式会社〇〇
  • 〒000-0000 〇〇都〇〇区〇〇0-0-0
  • TEL/00-0000-0000
  • FAX/00-0000-0000
  • Email/〇〇〇@〇〇.com
  • URL/https://000000.co.jp/
会社名/9pt以上
住所・電話番号・Email・URLなど/6pt以上
アイキャッチ
  • 自社ロゴやシンボルマークなど

その他、営業担当者など顧客と直接やりとりする場合には、個人用電話番号やメールアドレスがあると良いでしょう。また、SNSアカウントを掲載するのもおすすめ。QRコードを載せてURLを省略する方法も便利です。

2:レイアウトを決める

記載内容が決まったらレイアウトを作成します。
余白量」「揃え」「主役」「ジャンプ率」に注意しましょう。

「余白量」を決める

名刺のデザイン性をあげるコツは余白を意識することです。
情報がいっぱいで余白のない名刺は窮屈で圧迫感があり、読みにくくなってしまいます。

名刺レイアウト画像引用元:名刺デザインの基本をマスター!デザイナーが実践する4つのコツ

ステップ1:情報の整理で事前に決めた内容と合わせながら余白が生まれるレイアウトにしましょう。

「揃え」を決める

文字を揃えることにより、スッキリした印象に見えます。
揃える基準には「左揃え」「右揃え」「左右揃え」「中央揃え」があります。

名刺レイアウト画像引用元:名刺デザインのコツと考え方(レイアウト)

【文字揃えによる印象効果】

「左揃え」 一番スタンダードな揃えで、真面目な印象を持たせる。
「右揃え」 右揃えは独自性があり、先進的で新しい印象を持たせることができる。
「左右揃え」 合理的で固い印象を与えることができる。
「中央揃え」 品のある印象を保ちながら、強い印象も同時に与えることが可能。

「左右揃え」の場合は、ステップ1:情報の整理で整理した「個人情報」を左揃えに、「会社情報」を右揃えにするとレイアウトにメリハリができ見やすい名刺になります。
どんな印象を与えたいか?をポイントに決めていくと良いでしょう。

「主役」を決める

「主役」=「強調したい部分」は個人名なのか、会社名なのか?それともロゴなのか?を決めましょう。「主役」がしっかりと強調されていると、メリハリあるレイアウトになります。

名刺の主役画像引用元:ZazzleCremmaアンドデザイン

載せる情報の優先度をつけ「主役・準主役」を決めると見やすいデザインになります。
会社名やロゴ・シンボル、個人名を「主役・準主役」にするデザインが一般的です。

「ジャンプ率」を決める

「ジャンプ率」とは、名刺の中の「最も大きな字と最も小さな字の大小差」のことです。
ジャンプ率を大きくとると、インパクトがあり「積極的」で「元気」な印象を持たせることが可能です。
ジャンプ率を小さくとると、洗練され「落ち着いた」「真面目」な印象を持たせることが可能です。

ジャンプ率画像引用元:名刺デザインのコツと考え方(レイアウト)

各文字の大きさは、ステップ1:情報の整理でご紹介していますのでご参考にしてみてください。

3:文字・色・紙質を決める

デザインの方向性を決定したら「フォント」「」「紙質」をデザインしていきます。

名刺におすすめの「フォント」

名刺は手に取った人が読みやすいと感じることが大前提ですので、 なるべく視認性の高いフォントを選ぶようにしましょう。

フォント画像引用元:ラクスル

ゴシック体

「ゴシック体」は、文字の線の太さが均等なため読みやすく、名刺以外にも雑誌や書籍などのタイトルや見出しとして多く使われています。柔らかく明るい印象を与えるため、一般的な会社やフリーランスとしてのデザイナー、イラストレーター向けの名刺のフォントに向いています。

明朝体

「明朝体」は、筆で書いたようなイメージで、上品で優雅な印象を与えます。名刺の他にも小説や新聞などの文章に多く用いられています。弁護士や医療関係、教育関係など堅実な業界などで多く使われています。

色はテーマカラーを決めて3色で構成する

配色を決める場合は、まず「テーマカラー」を決定します。テーマカラーを決めることで、名刺全体に統一感を出すことができます。
テーマカラーは、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の3色からできており、 使う色数が多いほど扱いや配色が難しくなってしまうため、基本の3色から決めるとよいでしょう。

テーマカラーの配分と色の決め方

テーマカラー 決め方 割合
ベースカラー 失敗しないためのポイントは 「アソートカラーの明度を上げた色」を選ぶこと。 この方法で、統一感のあるイメージにすることが可能。
ベースカラーは、白、あるいはアソートカラーを基準にして選べば、バランスが崩れることを防げる。
70%
アソートカラー 最も主張したい色。 ロゴ部分やキャッチフレーズなど、名刺を受け取った人の目にとまりやすい部分に使われる。
企業のイメージカラーや使用するロゴのカラーが決まっていれば、その色を選ぶ。
25%
アクセントカラー 名刺を渡す相手に特に注目してほしい、 見落としてほしくない部分にのみ使用する色。
「アソートカラーの反対の色」にすると色の対比の鮮やかさが際立ち、自然と読み手の目にとまりやすくなる。
5%

テーマカラーは、自社のロゴ・シンボルに使用されている色をベースに決めていくと統一感が出ておしゃれに仕上がるでしょう。

名刺におすすめの「紙」

紙によって名刺の表情が変わりますので、印刷前に紙質についてもぜひ検討しておきましょう。下表では一般的な名刺に使われる紙についてご紹介します。

紙名称 厚み 特徴
上質紙 0.25mm/
0.29mm
上質紙は紙の表面と裏面が塗工されていないため、オフセット印刷の場合は発色が沈んで落ち着いた色に字、オンデマンド印刷では沈みが少なく、はっきりとした色合いが再現されます。再また、ボールペンなどで字も書き込みやすいといったメリットや、紙に適度なコシがあり丈夫で破れにくいというメリットがあります。
マットコート紙 0.24mm/
0.30mm
表面はつや消し処理がなされていて、さらっとした質感です。発色にも癖がなく使いやすい用紙です。また、リーズナブルでありながら、品が良い印象に仕上がります。
コート紙 0.20mm/
0.27mm
表面に塗工処理がされた光沢のある紙。写真の色が鮮明に出ます。写真やビビッドな色を表現する場合に向いています。
アラベール スノーホワイト 0.25mm/
0.298mm
画用紙のような、紙本来の手触りが楽しめる用紙です。デザイン性を活かした名刺におすすめです。紙表面に凹凸があり、発色はやや沈むので、落ち着いた色彩にマッチします。
ヴァンヌーボVG スノーホワイト 0.30mm 印刷再現度が高い紙でありながら、インキが乗らない部分ははつや消し、インキが乗る箇所はつやがでるので、インパクトのある仕上がりが特徴的です。より豊かな色彩や光沢感を出したい時におすすめです。

名刺印刷の用紙の厚み(連量)は180kg前後がおすすめです。

名刺の厚み画像引用元:名刺の作り方、紙質・用紙の選び方

上記画像は、コート紙を対象としており、用紙の種類によって同じ連量でも厚さが異なりますが、連量180kgは郵便ハガキくらいの厚さで通常のビジネス名刺で最もよく使われます。
名刺に用いられる連量は160~220kgが多く、200kgを超えるとやや厚め、160kg以下だと薄めの印象になります。

名刺デザイン時の注意点

ここまで名刺デザインのコツについてご紹介してきましたが、せっかくデザインしても実際に印刷してみないと分からない点や、注意しておきたい点がいくつかあります。

黒バックの小さな白抜き文字の注意

黒バックの白字画像引用元:文字として読める最小サイズの目安はどれくらい?

白抜き文字では6pt以下になると、画面上ではきれいに表示されていても実際に印刷すると真っ黒になる場合があります。
理由は白文字は白のインクで印刷しているわけではなく、インクをのせないことで白を表現しているためです。白抜き文字の場合、インクが滲み白の面積が小さくることで、文字がかすれたり、最悪の場合には潰れてしまいます。

特に明朝体のような細い書体は潰れやすいので、太めの書体でデザインすることがオススメです。

文字・あしらいが切れてしまうデザインに注意

文字切れ画像引用元:ネット印刷で名刺印刷を失敗しない!完全データ入稿するための6つのルール

印刷会社やネット印刷に名刺印刷を依頼する場合、印刷後の裁断まで行ってくれるところが一般的です。裁断機を使って、なるべくズレないようカットされますですが、どうしても僅かなズレが発生します。
もし名刺のデータが実寸とピッタリ同じサイズでつくられていた場合、ギリギリに文字やあしらいをデザインしてしまうと、カットの際にズレが生じ文字・あしらいが切れてしまうことがあります。
最終的な名刺の実寸サイズを表す「仕上がり線」から、内側3mmの部分には重要な文字やあしらいを配置しないようにしましょう。

名刺のフチにインクが印刷されないケースに注意

フチにインクが印刷されない画像引用元:データ作成時の注意点

「トンボ(トリムマーク)」とは、印刷物を断裁する際につける目印のことで、印刷物はこのトンボに沿ってカットされますが、トンボに関するデータをきちんと作成していない場合、名刺のフチにインクが印刷されていないスキマができたり、端にある文字が途切れたりすることがあります。

フチにインクが印刷されない画像引用元:データ作成時の注意点

「トンボ(トリムマーク)」を作ることでできる3mmの余白部分に、予め背景と同じ色を追加する塗り足し作業をしておきましょう。。

名刺読み取り機能が使えないデザインに注意

カメラで名刺を撮影するだけでデータ化し、保存できる便利な名刺管理ツールが無料アプリでも利用できるようになりました。
しかし撮影しても適切に文字が読み込まれなかったり、名前が英語表記だったりするとその後のデータ編集の手間がかかり、名刺を渡したクライアントにストレスを与えてしまいます。
奇抜なデザインや英語表記は極力控え、見やすく読み取りやすいデザインを意識しましょう。

QRコードを載せる場合は余白や大きさに注意

QRコードのすぐ近くに文字やイラストが入っていると、正確な読み取りが難しくなってしまいます。そのため、QRコードの上下左右には何も記載されていない、十分な余白(マージン)を確保することが大切です。

また、印刷サイズが小さすぎると、QRコードのセルが潰れて正確に読み取りにくくなってしまいます。
QRコードは、20mm × 20mmのサイズを推奨しており、名刺サイズに配置すると以下のイメージになります。

QRコードの大きさ画像引用元:QRコードに必要な大きさ知ってますか? ※追記アリ 〜QRコード記載時の注意点〜

名刺に記載しきれないけれど伝えたい情報がある場合は、QRコードを活用してスマートな名刺デザインにすることが可能ですが、読み取れなければまったく意味はありません。
QRコードを作成したときには、入稿前に必ずスマートフォンや携帯電話から読み取りの確認をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はおしゃれな名刺デザインのコツについてご紹介してきました。名刺の無料テンプレートはいくつもありますが、レイアウトのコツを知ってご自身でデザインできるとより印象に残る名刺が作れるかと思います。
サンコーでは、名刺印刷の事例が豊富にありますので「紙質でこだわりたい方」「デザインが実現可能か相談したい方」などお気軽にご相談ください。

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