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サンコー印刷実験室vol6

2019.07.03

いろいろな紙に刷ってみた

「色見本と比べて仕上がりが違う」「印刷薄くない?」「乾いたら雰囲気が変わった」こういう経験はございませんか。

今回の印刷実験室では、質の異なる3種類の紙に同じ絵柄を印刷し、色の濃淡や雰囲気にどのような変化がみられるか実験してみます。使用する紙はこちら

・コート系(OKトップコートプラス)

・マット系(ユーライト)

・上質系(キンマリSW)

この3種類を使います。

インクジェット出力

印刷するデータを当社のインクジェットで出力。

大判ポスターやパネルも出力しているインクジェット機。コート紙での発色に近づけるようカラーマッチングしていて、簡易色校正機として使用しています。こちらでおおよその仕上がりを確認できます。

実際に印刷してみましょう。

コート紙(OKトップコートプラス使用)

なんといったらいいのかわかりませんが、いつも通りきれいに仕上がっています。

細かいディテール、色の濃淡の表現もしっかり出ています。

マットコート(ユーライト使用)

色の再現性は高く、ディテールもしっかりと出ています。コート紙と比べると若干淡めのしあがりに。手触りも相まってか、落ち着きと高級感があります。

上質紙(キンマリSW使用)

前述した2種の紙は表面にコーティングが施されていますが、コーティングがないのがこの上質紙。平坦な面を見るとインキの乗り具合に多少のムラを感じますが、絵柄に凹凸や濃淡がある野菜などは色合いがやわらかくやさしい色になりました。

左からコート紙、マット紙、上質紙です。

色の濃さはコート紙>マット紙>>上質紙というイメージ。マット紙の方がコート紙より気持ち赤味が強くなる印象があります。

上質紙は、全体的に浅めな仕上がり。特にシャドウ部の黒がグレーっぽくみえています。さらに上質紙は他の2種類よりも赤味が強く感じられました。

コート紙と上質紙の比較

ウインカーの下部に、紙の違いが顕著に表れています。

 

おまけ

印刷直後とインキが乾いた後で色が変わってくる「ドライダウン」の検証行いました。

コート紙ではあまり変化がみられません。マット紙では若干の変化がありますがこちらも顕著には表れません。

上質紙ではどうなるでしょうか?みてみましょう。

 

写真A:下が印刷直後で、上(10:40と書いてある方)が印刷後時間をおいた乾燥後の色です。

サンコーロゴ付近の唐辛子?をみてみると、印刷直後に朱色っぽく見えていたのが、乾燥後には色味が変わり赤がより強くなっています。大きな変化はみられませんがところどころで色味の変化を確認できました。

写真B:左が印刷直後、右が時間をおいたものです。

全体的に色が浅くなっていますがこちらも赤味は増しているように見えます。特にナスを比較すると濃紺が赤紫っぽく変化しているのがわかります。

実際の印刷は温度や湿度の他、用紙メーカーや抄造時期によっても発色が異なる場合があり、とても繊細です。同じ紙でも変化の度合いが変わってきます。

サンコーでは、経験を基に色の変化を予測してデータ修正を行いつつ、実際の印刷でも調整しながらクライアントの「おもい」をカタチにしていきます。

KY

 

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