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ファンシーペーパー、MagカラーNの魅力を改めて知ってもらいたい

公開日 2021.03.10   更新日 2023.05.17

平和紙業さんのPRツールの印刷

平和紙業さんは様々な風合いや色を持つ紙「ファンシーペーパー」を取り扱っている会社さんです。竹尾さんの「ファインペーパー」と並び、デザイナーさんに好まれ、選ばれています。サンコーでは紙と印刷とラジオを一緒に運営したり、デザイナーさんとの打ち合わせでご一緒させて頂いたりと、幅広くお付き合いさせて頂いています。
今回は、平和紙業さんイチオシ商品である「MagカラーN」を改めて知って頂くためのPRツールの印刷をお願いしたいとのご依頼でした。各ツールのデザインは岡デザインオフィスさん。紙のPRツールって実際の印刷見本にもなるし、使ってくれる方に良い印象を持ってもらいたい。そんな思いで印刷にも気合が入ります。

MagカラーNってどんな紙?

「MagカラーN」は、すこし色褪せたような色合いとどこか懐かしさを感じる、「がさっとした」手触りが魅力です。サイズは四六判Y目100kgで、色はなんと18色のバリエーション。封筒などの紙製品、書籍の扉や見返しに最適な用紙です。古紙30%以上配合でFSCR森林認証紙にもなっています。ちなみに「Mag」という商品名はMagazine(雑誌)からきているそう。

MagカラーNは全部で18色 photo by 平和紙業

 

サンコーの印刷立会いの魅力は職人と直接対話できること

今回の印刷では本機校正の段階から、平和紙業の西谷さんに立ち会って頂きました。本番の印刷も見据えて、印刷の発色を良くするために「ここの部分の写真を鮮やかに見せるには?」「もう少しメリハリをつけるには?」など、現時点で印刷で出来ることをなんどもなんども直接、職人との対話で良いものに仕上げていきます。

ときには画像データから調整して、より良い発色を目指す

本機校正をご覧になられた後、より良い発色を目指すため、後日、いくつかご要望がありました。それをもとに印刷で出来ること、出来ないことに振り分け、出来ないことについては色を知り尽くした画像職人がデータ上での色調調整を担当。CMYKそれぞれの数値を調整し、明と暗のメリハリをつけ、印刷機の力を最大限に発揮できるよう修正していきます。

妥協せずに向き合ってきたからこそ実現できたこと

本番印刷当日、改めて平和紙業の西谷さんに立ち会って頂きました。既に本機校正での立ち会いで方向性は見えていたので、色出しの段階から理想とする発色に近づけることができ、あとは細かい部分の微調整繰り返し、ご納得いただける仕上がりに辿り着けました。本機校正の段階からイメージを共有し妥協せずお客様と向き合ってきたからこそ実現できた印刷物でもありました。

以前の経験がここでも役に立ちました

このPRツールで使用した紙はMagカラーNのほかに「パターンズF」という紙でも印刷しました。この紙はエンボス柄(今回はコットン柄)が施されており、とても風合のある紙です。しかし、紙厚どおりの印圧設定で印刷した場合、インクがうまく乗らずスカスカな仕上がりになってしまいました。そういえば3年前に平和紙業さんの印刷見本帳を印刷させて頂いた時にもこんな現象があったことを思い出し、テストも兼ねて印圧を少しづつ上げながら最適な表現を探りました。色々な紙の印刷適性を知ることで印刷職人の経験値もアップし、ご提案できる引き出しが増えることはサンコーにとっての財産になっています。色々な経験をさせて頂いている平和紙業さんには感謝しかありません。もっと詳しくファンシーペーパーのことを知りたい方は平和紙業さんに直接お問い合わせください。

平和紙業さんのお問い合わせ先はこちら

紙厚通りの設定ではインキが上手く乗りません。ここから印圧を3段階上げていった見本は是非サンコーで!

3年前、平和紙業さんの印刷見本帳を印刷させて頂いた様子はこちら

 

 

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