画面では見えているのに、印刷したら文字が消えている。残念ながら良く起きる印刷トラブルの1つです。理由は様々ですが考えられる事をふたつ上げます。
今回はスポットカラーに焦点を当ててご説明いたします。
スポットカラーはCMYK以外の色として認識されるため、印刷データが「CMYKと特色の5色」という扱いになってしまいます。だからCMYKの版を作るときに、特色部分は反映されないためその箇所が白くなってしまうのです。 でも、スポットカラーで作った色と、プロセスカラーで作った同じ色も、モニター上の見た目は同じ。さらにプリンタを使った簡易校正では出力されてしまうことが多いため、見落とすことが多いのです。
特色を使わずCMYKのカラー印刷を予定している時は、「スウォッチメニュー→スウォッチオプション→カラータイプを特色からプロセスに変更→OK」と設定することで、意図せずにスポットカラー指定をしてしまうことを未然に防ぐことができます。(※CS5以前と、CS6以降は変換方法に違いがあり仕上がりが変わる場合があります。ご注意ください。)
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