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2023.10.06カテゴリ :
ブランドカラーのイメージがブレると、印刷物の印象も大きく変わります。PANTONE(パントーン)やDICカラーを上手に使い分けて、理想の仕上がりを実現しましょう!
PANTONE(パントーン)カラーシステムは、世界中どこでも同じ色を共有できる「色のガイドブック」。約2,500色以上の特色番号があり、グローバル案件でも活躍します。日本ではDICカラーが主流ですが、PANTONEをうまく活用することで、印刷の幅が広がります。
項目 | PANTONE | DICカラー |
色数 | 約2,500色 | 約2,000色 |
特徴 | 世界共通規格 | 国内では圧倒的シェア(約90%) |
費用とスケジュール | インキ取り寄せに時間と費用がかかる。 | 印刷会社内で調合がしやすいためリーズナブル |
PANTONEの特色インキを作るには、とても費用と時間がかかります。
サンコーでは、PANTONEチップを参考に近似のDICカラーを選びインキ調合。そちらを基に職人が微調整してインキを作っています。多くの印刷会社さんが同じ様な工程で作っている様です。
STEP | サンコーでの実務フロー | ポイント |
PANTONE番号とカラーチップの共有 | PANTONEの番号とカラーチップを頂く | できるだけ早めにチップ現物をお渡しください |
色の基準決定とインキ調合 | PANTONEチップを参考に最適なDIC番号を選び、そのDICレシピでインキを調合。増刷・量産が見込める場合は、あえて微調整を省略する選択肢もあります。 | 増刷・量産が見込める場合は、入稿データのPANTONE表記をDICに直しておくと、他の案件にも役立ちます。 |
本機色校正 | ご要望をもとに本機で色校正を実施 | 照明環境下でご確認ください |
微調整 | インキの濃さや印刷機の圧力などを調整し、理想の色味に近づける | 立会い印刷時に「もう少し明るく/深く」などのご要望をお伝えください |
本印刷 | 立会い印刷にて最終調整をおこない印刷。 | 刷了サンプルを保管し、次回の基準にしてください |
ネットミーティングなどで、どんな色味に仕上げたいかを共有いただき、最適な印刷手法をご提案します。
ご要望に沿って本機で色校正を実施。※本機校正の立会いももちろん可能です!
職人と直接コミュニケーションをとり、その場で微調整を行いながら進めます。
ブランドカラーは企業の大切な”顔”。PANTONE(パントーン)を活かしつつ、サンコーのワークフローで理想の色をしっかりサポートします。オンライン相談もお気軽にどうぞ!
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
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