トップ 印刷仕上がりに差をつける!塗工紙・非塗工紙・微塗工紙の選び方ガイド

印刷仕上がりに差をつける!塗工紙・非塗工紙・微塗工紙の選び方ガイド

公開日 2023.12.12   更新日 2024.05.22

印刷物の品質を左右する重要な要素の一つが「紙」です。特に、グラフィックデザイナーの皆さんにとって、適切な紙の選択はデザインの印象を大きく変えることができます。しかし、多種多様な紙の中から最適なものを選ぶのは容易ではありません。この記事では、塗工紙、非塗工紙、微塗工紙のそれぞれの特徴と選び方を解説し、印刷仕上がりに差をつけるためのポイントをお伝えします。

塗工紙の基礎知識

塗工紙は、その名の通り表面にコーティングが施されています。このコーティングにより、インクの吸収が抑えられ、色の鮮やかさや細かい印刷に適しています。カタログや雑誌の表紙など、高い画質が求められる印刷物に多く用いられます。

非塗工紙の基礎知識

非塗工紙は、表面にコーティングが施されていない紙です。自然な質感が特徴で、温かみのある印象を与えます。また、インクの吸収が良いため、手書きの文字やスケッチなどにも適しています。手紙やメニューなど、親しみやすい印象を与えたい印刷物に適しています。

微塗工紙とは

微塗工紙は、塗工紙と非塗工紙の中間に位置づけられる紙です。軽いコーティングが施されており、自然な質感を保ちつつ、一定の色再現性を持っています。用途に応じて、塗工紙と非塗工紙の良い点を取り入れたい場合に選ばれます。

各種紙の比較と選び方

塗工紙は鮮やかな印刷が可能ですが、非塗工紙はより自然な質感を生み出します。一方、微塗工紙はこの二つの中間的な特性を持ち、柔軟なデザインが可能です。デザインの目的や印象に応じて、最適な紙を選ぶことが大切です。

代表的なファンシーペーパーの紹介

グラフィックデザインで人気のあるファンシーペーパーを紹介します。塗工紙では「コート紙 ファンタス」があり、その光沢と滑らかな肌触りが特徴です。非塗工紙では「アラベール」と「Aプラン」があり、これらは自然な質感と優れたインク吸収性を提供します。微塗工紙では「ヴァンヌーボー」と「エアラス」があり、これらは自然な見た目と良好な色再現性を兼ね備えています。

非塗工紙のアラベールと微塗工紙のヴァンヌーボーについて説明したブログはこちら

アラベール、ヴァンヌーボーが価格の問題で難しい時に選択肢として考えられる
アラベールに似ている紙はこちら
ヴァンヌーボーに似ている紙はこちら

まとめ

紙の選択は、デザインの印象を大きく左右します。今回紹介した情報が、皆さんの紙選びに役立つことを願っています。また、紙選びに迷った時は、私たちサンコーにお気軽にご相談ください。専門の知識を持ったスタッフが、皆さんのニーズに合った最適な紙をご提案いたします。

03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)

© SANKO