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紙屋さんあるある | 紙と印刷とラジオ 第18回

公開日 2020.11.18   更新日 2023.06.20

ゲストがいらっしゃった直後のラジオは、張り詰めていたものがほどけた西谷さんと有薗の会話から始まります。前回の宮後さんは編集者、校正しているかのようにお話にメリハリがありました。専門分野によってラジオのトークにも特徴が現れますね。
今回のテーマは「紙屋さんあるある」他の業界から見るとおかしな動作に映ることもありますが、普段紙屋さん、印刷会社の人が何気なくやっている習慣について語ります。

目に入る紙は絶対にこする?

紙に関しては変態な西谷さんの習慣は「紙をこすること」。とにかく街中などいたるところにあるチラシやパンフレットの紙の手触りを確認せずにはいられないそうです。美術館や舞台を観に行った際は特に紙媒体がいっぱいあるので片っ端から本能的に紙質を確認します。こすったときの繊維の引っ掛かり具合でどの紙を使っているのか予測が付くそうです。また、手に取れる紙媒体だけでなく、電車の中吊り広告や見たことない表紙も気になり次第触ります。まだまだ触るべき紙媒体は身近にあふれているようです。

誤植を検知する印刷屋視点

印刷屋さんにもあるあるはあり、有薗の場合は誤植が目に飛び込んで来るようです。印刷した後から誤植が見つかりやり直しになったり、納品が遅れたりするという苦い経験をしているためか、敏感に察知し関係した印刷会社の人に勝手に同情してしまいます。また、視界がCMYKで見えていて、同じような青空でも朝は赤みが強い、昼間は赤みが弱まるなど色味の変化を常に捉えています。職人さんは全てがDICNo.で見えているかもしれませんね。

他にも日常の細かな場所で職業柄何気なく意識している視点を語りました。

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