デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06メールやSNSでも新年のご挨拶ができる時代に、あえて年賀状を送るのだから、紙である理由に拘りたい。サンコーの年賀状はそんなおもいで作り、お届けしてきました。
2020年 削る年賀状
2021年 やぶる年賀状
ちょっと暑苦しいメッセージが続いたので、今年はちょっと爽やかにいきたい。でも私たちが考える紙の価値をカタチにしたい。さらに、SNSでまたバズってくれたら嬉しいという下心も持ちつつ考えたのが、感温印刷を使った「触りたくなる年賀状」です。 届くと赤のグラデーションだけが見えるカード。でも触ることで赤の色が薄くなり「おもい触れて、カタチをつくる」というコピーとオフセット印刷で表現されたグラデーションが見えてきます。
私たちは印刷会社として紙にこだわってはいますが、仮に紙が無くなってもひとの心に伝えたい思いがある限り、「おもいをカタチにする」サンコーは無くならない。そして表層的なものの奥に潜む真実を見つけ出し、表現する仕事を続けていきたい。そんなメッセージをこの年賀状に込めました(やっぱり暑苦しい)
デザインは今年もインクデザイン株式会社さんにお願いしました。毎年「なぜ年賀状を送るのか?」「誰にどんな印象を持ってもらいたいのか?」といった目的を明確にするところからデザインを一緒に考えてくれます。サンコーのオフセット印刷機で背景となるグラデーションを印刷し、次に株式会社安心堂さんにお願いしてシルクスクリーン印刷機で赤の感温インクを印刷してもらいました。今回は25度で赤から透明になるインクを使っています。安心堂さんでの印刷が終わったらサンコーに戻って断裁して、宛名印刷をオンデマンド印刷機で行いました。
感温印刷ついて、こちらのページでは年賀状以外の実績もご紹介しています。
下記フォームに登録いただいた方には、この「触りたくなる年賀状」をお届けします。在庫がある限りなので、興味のある方はお早めに。この他にも色々なサンプルをプレゼントしています。※数に限りがありますのでお早めに!詳しくはこちらからご覧頂けます
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
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