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中村勝彦さんの仕事への危機感も探求心もバイクから学びました | 紙と印刷とラジオ 第97回

公開日 2022.07.21   更新日 2022.07.21

24回目となるゲストトークは、紙ホチキスや紙リングといった先進的な取り組みをされている有限会社中正紙工 代表取締役社長 中村勝彦さんにお越しいただきました。趣味のバイクがきっかけで写真週刊誌の記者となり、雑誌の編集者を経て現在の仕事に就くまでの流れや、紙ホチキスや紙リング製本に対する思いなどを伺いました。

バイク好きが生み出したご縁

中村さんは子供のころに読んだ漫画がきっかけでバイクに興味を持ち、16歳の誕生日当日に免許を取得したそうです。大学時代はバイクサークルを通じてサーキットデビュー。レース活動を通じて腕を磨いていたところ、フライデー編集部の記者を務める先輩から声をかけられ芸能人のおっかけ取材をバイクで行うようになったそうです。刺激が強い職場での経験を通じて、フットワークの良さを養ったそうです。その後、社内でクーリエジャポンという新雑誌の立ち上げにかかわることになり、編集業務を経験。クーリエジャポンの編集部で、製本工場の娘さんである奥さまと出会ったそうです。記者としてコンテンツを作る現場に関わり、編集者としてそれを本に作り上げ、そして製本会社としてカタチにする。本づくりを一連の流れで経験するという珍しいキャリアを歩まれてきました。

不思議なご縁

中正紙工という会社名は先代が中野正介(なかのまさすけ)さんからつけられたそうですが、中村勝彦という自分の名前にも繋がるご縁を感じ、先代が体調を崩されたこともあり、マスオさん型の事業承継をする決意をされました。記者や編集者として本づくりに関わっていたと言っても、自分の関わっていた冊子の製本方法すら知らない状態で入社したとのこと。業界での素人だったからこそ、記者時代の経験を活かし職人さんから仕事を聞き出して学んだり、社内の慣習にとらわれず柔軟に取り組むことが出来たといいます。

紙ホチキス・紙リングでの新たな挑戦

ものづくりは得意だが、売り方を知らない。そんな状況を変えようと、積極的に展示会などに出展されているそうです。先日サンコーでも協賛させて頂いた小ロット大冒険という展示会に出展。初めて開催したワークショップを通じて、これまでの印刷会社相手の商売にこだわらず個人からのお仕事でも請けられる。製本会社としてではなく水引き屋としてもやっていけると感じられたそうです。「単価いくら?」としか言われない仕事から、「かわいい!」から始まる仕事。という言葉がとても印象的でした。

 

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