デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06台湾と日本を拠点に置き、ブランディングサービス、印刷サービスを手掛ける李章聖さんに台湾のデザイン事情について伺いました。
日本とはだいぶ意識が違い、デザイナーさんが自由に表現しているようです。音源は配信で聞きながら、CDを作品として買うというスタイルになっています。
デザイナーはフリーランスが大半で、大手のデザイン会社はないそうです。そのため、個人のスタイルを出しやすく、またその分クリエイティブに独自性やセンスがないとヒットしないとのこと。
デザインが進化した背景には、政治があると李さんは言います。政権政党である民進党は、若者の支持をあつめるためにデザインに注力しました。中国寄りの文化を大切にしている国民党時代とは、建国記念日のロゴマークさえ全然違います。さらに、台湾デザインセンター(デザイン研究院)という政府セクターの組織があり、保健所のリニューアルなどをゼネコンではなくデザイナーに発注してデザイナーを育成しています。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
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