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ファンシーペーパーの分類 | 紙と印刷とラジオ 第45回

公開日 2021.06.22   更新日 2022.03.12

ディレクターK氏の指令により、紙強化月間の6月。今日はファンシーペーパーの分類について、西谷さんが説明しました。

黒い見本帳と白い見本帳

平和紙業さんの見本帳は黒。竹尾さんの見本帳は白。製紙メーカから仕入れ販売している代理店であるこの両社の品ぞろえは、およそ半分が被っていて残り半分はオリジナルだそうです。

黒い見本帳の分類

大きな分類でいうとAからJまであります。
A)色ファンシー:色展開があるファンシーペーパー。
B)模様ファンシー:OKフロートのようなパルプ以外のものがブレンドされたもの。OKフロートならスチレンがブレンドされている。マーブル模様のついたアトモスなどもここに分類されている。
C)型柄ファンシー:エンボス加工したもの。革っぽい質感のレザックや月面を模したかぐやなどがここに含まれる。
D)白ファンシー・白プリント:印刷会社で良く使われるジャンル。白くて印刷適正の高い紙。Aプラン、グラフィー、グラディアCoCなど。
E)白ボード:白くて厚くて硬い紙。
F)色ボード:ケンラン、ディープマットなど、色がついた厚くて硬い紙。
G)パール:シェルリンや五感紙などパール状の表面の紙。
H)鏡光沢:ファンタス、エスプリコートなど。ツルツル、テカテカな紙。雑誌の表紙などで使われる。
I)金銀:金や銀の紙でパッケージなどで良く使われる。平和紙業さんはパールや金銀が強いそう。
J)加工紙:Iまでの分類に含まれたない特殊なもの。起毛されたウーペや特Aクッションなど。

本の装丁でよく使われるファンシーペーパー

書籍の見返しや扉などはA)色ファンシーやB)模様ファンシーなど、紙自体に特徴があるものが好まれ、C)型柄ファンシーも選択肢になる。また、F)色ボードにラインナップされるディープマットには薄いシリーズもあり、見落とされがちだが使い勝手がよい。カバーや表紙だとD)のなかでも印刷再現性のより高い白プリントから選ぶのが一般的だが、白ファンシーにも意外と良いものがあり要チェック。

商業印刷でよく使われるファンシーペーパー

印刷を行うことから、D)白プリントから選ぶことが多いが、ここでもD)白ファンシーから良いものが見つかることもあるそう。

パッケージでよく使われるファンシーペーパー

印刷するならE)白ボード、印刷せずに箔押しだけならF)色ボードから選ぶと良い。

 

このように基本的な構成を理解したうえで、変化球を求めて他のジャンルを探すと思わぬレアキャラに出会うことができるかもしれませんね。

紙と印刷とラジオ ファンシーペーパーの分類平和紙業さんの黒い紙見本を前に。

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