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カラーのイラストを特色で印刷するとどうなる?

公開日 2020.05.18   更新日 2020.09.11

2月下旬から続いてきた緊急事態宣言も解除になりはじめ、少しずつ平常に戻る兆しがみえてきました。ですがここで気を抜かず、サンコー社員一同、これからもコロナウイルスから身を守りそして広めないよう心がけてまいります。

さて、今回は記念すべき第10回目!大々的にとはいきませんでしたがこんな企画を考えました。題して・・

 

 

カラーのイラストを特色で刷ってみた。

(そのまんまのネーミング)

通常CMYK4色で印刷するカラーのイラストを、「CMYK以外の4色」で印刷してみたらどうなるか実験します。以前蛍光色で行いましたが、今回はちょっと戦略的に色を選んでみます。

「写真ではなくイラストがいいね~」…しかしなかなか当てはまるものがみつからない。じゃあ自分たちで描いちゃおう!ということで白羽の矢がたったのは「中の人」。なぜか熊の登場です。

戦略的に色を選ぶために各々テーマを設定し、それに沿う色を選定。 選んだ色が、ぶっつけ本番でどんな仕上がりになるか?センスが試されます…!!!

1.ど〇んこハリー風

右下が色を変えたテーマ部分です。比較できるよう、1枚に2回印刷。1回目がCMYKで左半分と右上のコマ。そのあと、右下で色を変えています。4コマ漫画風。
こちらはあの有名な絵本、「ど〇んこハリー」っぽいイメージで! (使用インキ C:DIC2176、M:DIC2508、Y:DIC2535、K:DIC537 )全体的にあたたかみが増し、なんともノスタルジックな風合いです。色鉛筆のタッチが際立ち、絵本っぽさを感じさせる仕上がりになった気がしますが、いかがでしょうか。

(と、その前に。流れを振り返ると・・)

(はじめにCMYKで3コマを刷って・・)

(その刷った紙の上から、色を変えて4コマ目を印刷!この4コマ目を数パターン印刷。)

まだまだ続きます!お次はこちら。

2.ちょいレトロ風

こちらも背景の黄色を変更。先ほどとはまた違う雰囲気。水色、ピンク、小豆色(?)を使用。レトロ感、でていますでしょうか。(使用インキ C:DIC98、M:DIC2235、Y:DIC567、K:DIC2420)全体的に浅い印象ですが、その浅さがなんとも古めかしいような。なかなかテーマに沿っているのでは…?

特色4色の掛け合わせ、色選びでは想像を膨らませましたが「こうなるのか~!もっと明るい色の方がよかったかも!」と言う場面も。ん~奥が深い!

3.海底風

つぎはまるっとイメージチェンジ。好きな色を詰め込んだパターン。海の底感、ありますでしょうか。ぱっと見ると青と紫の世界ですが・・

じつはこの蛍光ピンクも使用しています。(使用インキ C:DIC150、M:DIC584、 Y:DIC137、K:DIC615)掛け合わせになって紫に吸収された模様!ピンクもほしい~・・というわけで、ここから手を加えてみることに。

海底→サイバーパンク風?

海底風で使用したDIC615のK版とDIC150のK版、この2つの版を入れ替えて印刷しました。先ほどは線の部分に使われていたシルバーのインキが背景に来てSF感に包まれています。なんだろう、サイバーパンク??生で見るとシルバーの光沢がギラギラしています。でもやっぱりピンクがいない!

サイバーパンク→エレクトリック?

また手を加えてみます、今度は版を入れ替えたサイバーパンクの状態で、2胴(C版)をオフにし、紫のDIC150が出ない状態で印刷してみました。やはり紫、かなり強かったんですね、ついにピンクがでてきました!シルバーとの相性も良く、かわいい!です。

(近くで見ると光沢がある。写真でも伝われ~…)

以上。第10回目終了です。

最後の暴走は別として、刷る色によって雰囲気を変えることはできる。という結論にいたりました。サンコーでは皆様の「こうやったらどうなるんだろう?」や「ちょっと試したいことがあるんだけど?」に社員全員でお応えいたします!

次回予告

今回使用した絵柄、じつは原画はこんな色。色鉛筆の黄色や緑が、印刷では少しくすんでしまっていたのです。というわけで次回「職人の手で原画に近づけ」てみます。乞うご期待…!

最後までお読みいただきありがとうございました。

印刷実験室「総集編」はこちらから。

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