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サンコー印刷実験室vol.7

2019.09.10

印刷実験室007

ギャンギング(異種多面付)印刷して色の違いを検証してみた

(Pixabayより)

みなさん、ギャンギングという言葉はご存知でしょうか。ギャングというと、反社会勢力を思い浮かべて、「なんかヤバそう・・・」と思う方も多いかと思いますが、印刷の手法のひとつです。

答えは、異種多面付印刷の事です。

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さらによくわからなくなりました。

簡単にいうと、別々のクライアントさんから頂いた仕事を、ひとまとめにして印刷する事です。印刷通販の多くはこの手法を取り入れてコストダウンしています。

印刷会社は通常、頂いた案件ごとにデータ作成から印刷・加工までおこないます。A4フライヤーやハガキなど、サイズが小さくても印刷時は大きな紙のまま作業します。ひとつだけだと印刷しない場所がとてももったいないので、紙面積の許す限り同じものを増やして印刷する枚数を減らします。

例えばA1サイズならA4サイズが8つくので、8個付けて必要部数÷8の数で印刷。こんな感じです。ロットの大きいものならばそれでもいいのですが、最近ロットが少ないものが増えてきています。A4サイズの案件を8件まとめて一回で印刷すれば、一件のコストが8分の1※になります。(※部数やサイズによって必ずしもそうなるわけではありませんが、小ロットの場合特にコストのメリットは大きいです。)詳しいコスト構造を説明するとかなり長くなるので、今回の本題に入ります。

昔の印刷機は、印刷オペレータが色をみながらインキの量を調節し、見本に近づけていくという作業を経験と知識でおこなってきました。色が決まって安定するまでに必要な予備紙と時間もそれ相応にかかります。最近の印刷機はインキ量調節の大半を自動的におこない、ある程度のレベルまでであれば使う予備紙も減り、時間もかなり短縮されます。

印刷は紙に対して図のように流れ、インキの流れ方向も一定です。

濃い絵柄と薄い絵柄が同一流れ方向にあると、濃い方に合わせるか、薄い方に合わせるか、大体フラットにしていくかによって仕上がりが変わることがあります。

そこで、ギャンギングをした時に起こるであろう、濃い絵柄と薄い絵柄が同一流れ方向に共存させたもの、濃い絵柄だけ、薄い絵柄だけの色の違いを比較してみます。

比較方法は、それぞれのデータをCIP3(※面積データを基にしたインキ量のコントロールする規格)にかけ、それを基に印刷。オペレータは色の調整を一切行わない事を条件にしました。

(A)混在データ

(B)濃いデータを集めたもの

(C)薄いデータを集めたもの

 

A混在データで刷ったアイスと、薄いデータだけで刷ったアイス

混在データ(A)で刷ったギターと、濃いデータ(B)だけで刷ったギター

混在データ(A)で刷った女性と、薄いデータ(C)だけで刷った女性

いかがでしょう?よくみてみると、アイスの色合いやギターのバックの赤味が強く出ていたり、女性の髪や顔の肌色がくすんでいたりはします。しかし濃度や色合いのブレはさほどでもありません。これからも、印刷機の進化に伴い印刷通販のクオリティは上がっていくと思います。色調整の必要がなければネット印刷はとても有効です。 チラシやDMなど情報を伝えるツールではとても重宝するのではないでしょうか。

サンコーでは、ギャンギングでは難しい、色調の調整や写真の加工など、クライアントの「おもい」を、100点満点以上のクオリティで「カタチ」にできるよう日々精進しています。

KY

 

 

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