トップレーザーカッターで封筒の片面だけ加工してみた

レーザーカッターで封筒の片面だけ加工してみた

公開日 2019.08.30   更新日 2020.09.11


こんにちは。今回のブログは、レーザーカッター実験室です!印刷実験室、アクリル実験室に続いてレーザー実験室も始まる予感。乞うご期待・・!

レーザーカッター(レーザー加工機)とは

切断(カット)、彫刻、マーキングといった加工を、様々な素材に施すことができる機械です。「LASER(レーザー)」という言葉は、「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation」の頭文字をとって作られており、この言葉は、「誘導放射による光の増幅」を意味します。レーザー加工機は、木材・紙・アクリル・ポリエステル・ポリプロピレン・ステンレス・革など、様々な素材に加工ができる優れもの。

社内で制作したものはこちら

版画用の版木

薄い木の板に、葛飾北斎の木版作品、『富嶽三十六景』より『神奈川沖浪裏』と『御厩川岸より両国橋夕陽見』を彫ったもの。65×95㎜の手乗りサイズですがなんとも細かい!通常の版木と同様、転写できるように反転させています。

刃物や金型が必要がなく繊細な表現が可能な点も、レーザー加工のメリットですね。と、機械の話はここまでにして・・。

封筒の表面だけをカットする!

今回の本題です。「封筒に加工したいのだけど、裏面には影響させたくない!」こういったお悩みにお応えできるようになるため実験します。レーザー加工を施す場合、裏面にも影響がでたり、抜いた部分を手で取り除く必要があるなどの懸念点があります。その問題点をクリアする方法を考えていきました。

早速実験スタート!

レーザーには「カット」と「彫刻」という機能があります。言葉通り「カット」は素材を切ったり穴をあけたりする機能。「彫刻」は素材の表面を削り模様や絵を入れる機能です。カットで切ってしまうと裏面まで切れてしまう。それならば彫ってみよう!。あえて彫ってみることで、封筒の片面だけに模様を施せるのでは?という試みです。まずはレーザー加工機の設定を、以下のように定めます。

今回は木材・アクリル等を彫刻(彫る)する際の設定で進めます。紙の場合では削っていくような感じになります。さらに、レーザーの設定を「パワー」と「スピード」にし、調整していきます。
「パワー」

レーザー出力のこと。(最大値100%)。木材などを深く彫る場合には強い「パワー」が必要となるため高い値を設定します。今回の紙では、低い値にします。表面の状態を確認しながら、徐々に「パワー」を上げていき、その紙に合う値を設定します。紙の種類によって異なる厚みや表面加工に対応します。

「スピード」

レーザーを放つヘッドの動くスピードのこと。(最大値は100%)。スピードが速いと露光時間が短く、遅いと長くなります。紙の場合は、スピードが遅いとレーザー露光がゆっくり当たるために焦げたり、出火してしまう可能性も。そこで、一番早い「スピード(100%)」から徐々に下げていき、「パワー」と合わせてその紙に合った値を設定します。

模様が見えてきました。ヘッドが左右に動きながら、封筒の一枚目だけを加工していきます。パワーとスピードを調整しながら加工を進め・・完成したのがこちらです SANKOの模様が、綺麗に表れました! 表面にのみ、加工が施されています。

会社のロゴが印刷ではなく、抜き加工された封筒が届いたら、ちょっと見入ってしまいますね。まだこちらは実用段階ではありませんが、このように日々新たな表現を探求しております。初のレーザー実験室、最後までお読みいただきありがとうございます。今後はレーザーによる実験もブログにて更新していきますので、たまに覗いてくださるとうれしいです。また、このように印刷以外のご相談もどうぞお気軽に!お待ちしております。

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