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イメージを伺って色を創る

公開日 2024.05.10   更新日 2024.05.10

建設コンサルタントを営み、コワーキングスペースも運営しているメトロ設計様から、創業60周年記念イベントの招待状の印刷をご相談頂きました。デザイナーのGripGrap様との打合せで「色は鮮やかでは無く沈んだ色」「バックは真っ白ではない紙」という要望がありました。理由は、60周年の歴史が感じられるようにレトロ感を大切にしたいからです。

紙はMag-Nプレーン

紙は、沈んで落ち着いた色になる非塗工紙で、古いマンガ雑誌を回収した紙を50%配合したMag-Nを提案しました。白ではなくグレーがかった色に、マンガに使った紙の繊維等が残っている事がイメージに近い。また、通常の印刷ではあまり歓迎されない「紙むけ(ピッキング)」が起こり易いという性質がかえってデザインを引き立てる役割になるという事で採用頂きました。

モニターのイメージに近い特色を探す

完成イメージ画像

上の写真は完成イメージ画像です。紺は一見すると黒く見えるけれど、よく見ると紺と判る色。画面上でオレンジに見える色は赤で、紺と同様沈んでいます。モニターではその通り再現されています。画面の色を参考にしながら特色を選びました。

ぶっつけ本番!立会い印刷

小ロットの印刷では、印刷機の機構上色校正代と本番印刷代がほぼ同額になる事があります。その為に色校正を行うと総額が2倍になってしまいます。そこで色校正は無しにして、立会い印刷で行いました。紙がグレーがかっているので、選んだチップよりも沈んだ仕上がりになると予測していました。実際に色を出してみると予想していたよりも明るめの印象になりました。印刷結果をもとにしてどのように変えていくかをその場で話し合い、再度インキを練って印刷しました。

立会い印刷で色を創って仕上がったDMMAG-Nプレーンで印刷し完成した招待状。拡大するとマンガ雑誌だった頃の名残が見えます。

印刷立会いして頂いている写真はメトロ設計様のインスタグラムです。立会印刷でお出しした色を比較して頂いています。こちらからご覧頂けます。

デザイナーがイメージしている色をカタチにします。

表現したい色が必ずしもDICやPANTONEのチップにあるとは限りません。また使用する紙の色によっても仕上がりの色味は変化します。私たちは、デザイナーが色を通じて表現したいイメージを理解し、印刷を通じてカタチにします。

グレーでもない、シルバーでもない、こだわりの色
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メトロ設計様60周年招待状
企画:メトロ設計株式会社様
デザイン:合同会社GripGrap様
印刷・製本:株式会社サンコー

03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)

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