デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06今回もまた西谷さんのまったくゆるゆるしてない挨拶からラジオは始まりました。有薗は日曜日に2回目のワクチン接種を受け夕方から発熱、副作用で今朝まで熱があったとのこと。午前中の予定をリスケしラジオには穴を開けたくないなと寝込んで11時頃生還しました。起きたときには熱でうなされていたのが嘘のように治っていたので、体調の回復を喜ぶよりも不思議な気持ちでしかないようです。ワクチン接種後の症状は個人差がありますよね。
今回は紙の購入方法について語ります。ファンシーペーパーや印刷用の紙などをどんな人がどんなタイミングで購入するのかなどが伝わればと思います。
平和紙業さんの東京本社1階のペーパーボイス東京では紙に関する展示の他、紙の相談や販売も行っています。基本的にはデザイナーさんや印刷会社の方が紙を自社の資料作成に使うために購入しますが、たまに変わった方が購入しに訪れるそうです。必ず商業製品や社内の資料を印刷するために紙を使用するとは限らないため、作家さんなど特殊な目的で紙を購入する方もいますよね。
大学や専門学校での課題を制作する時期になると購入しにやってきます。
店舗で使用するメニューやカードを印刷するために来店されます。コピー用紙では心許ない場合は紙を専門にしている平和紙業さんを頼ると良い物が仕上がりますね。
レーザーカッターでカットした紙を組み立てて街並みを造ったりするそうです。
撮影に使用する紙を探している方
出版社などで取り扱う雑誌の撮影に使用するバック紙を全判サイズで購入されるそうです。金、銀、パール系など撮影映えする紙が選ばれるとのこと。
四つ切りサイズだけでなく四六全判なども東京近くの倉庫から直接引き取って持ち帰ることができるそうなのでぜひ西谷さんにご相談ください。
デザイナーさんが印刷会社に印刷物を依頼する場合は基本的に印刷会社が紙問屋から紙を仕入れることがほとんどですが、中にはご自分で紙を持ち込まれる方もいます。イメージ通りに進めたり使いたい紙が決まっていた場合は自分で準備する方が良い場合もありますが、印刷会社に紙の仕入れを委ねた方がよいケースもあります。その理由を説明しますね。
「名刺を印刷するので名刺サイズに断裁した紙でいいんですよね」など、印刷するサイズをもとに紙のサイズを検討するデザイナーさんもいらっしゃいますが、面付や塗り足し部分等を考慮出来ないためピッタリのサイズでは印刷が出来ません。オンデマンド印刷も塗り足し部分が必要なため余裕を持った紙のサイズである必要があります。
紙を折り曲げる印刷物の場合、折が紙の目に合っているか、紙全体として向きをどう印刷するべきかを考えます。用紙サイズから面付けがいくつでき、その結果紙目がどうなるか、どの向きに折るのかを考えないと縦横の取り方が分かりません。
これらを見落とした状態で紙をデザイナーさん側で発注した場合、持ち込んだ方の責任になってしまいます。予備紙のことやコスト問題も含めて印刷会社の営業に相談しながら実行することをおすすめします。
紙の価格体系はメーカーや卸に対する交渉力と購入枚数によって決まります。サンコーでは1日に数万枚単位で問屋から紙を仕入れているので、個人がお店の窓口で買う価格とは違います。さらに大手の印刷会社になればより多くの枚数を仕入れるため、仕入れ値はさらに下がりします。購入枚数によっても価格が異なります。1000枚あたりの単価(「連」)、一梱包あたりの単価、梱包以下の枚数の単価があります。さらに、梱包の半分以上の枚数の値段と、1枚~半分までの枚数の値段は異なります。そのため、一梱包100枚の紙を99枚買いたい場合は、100枚のまま買った方が少し安くなります。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
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