デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06カテゴリ :
印刷はプロセスカラーと呼ばれるCMYKの4色行うケースと、特色と呼ばれるその色のインキを練って行うケースがあります。DICカラーはその両方で使われる色指定の方法を言い、DIC〇〇番という番号で色を指定することができます。DIC以外にもPANTONEも同じように番号で色を指定する仕組みです。
DICとPANTONEそれぞれの特徴を具体的に説明したブログはこちら
DIC159番・DIC565番(FG28金赤)、DIC584B番(Ds720ピンク)などは中間色と呼ばれる色で、彩度が高いために他のインキを混色して(濁って彩度が落ちるため)作ることが出来ません。また、特殊な蛍光インキやLR輝などの特色インキは印刷会社にインキの在庫がないケースもあるため、特色を指定するときには早めに相談することをお勧めします。
コート紙(塗工紙)と上質紙(非塗工紙)では、同じ色で印刷しても仕上がりは変わります。DICカラーガイドには一部上質紙のチップがあるので参考にしてください。
ドライダウンについてのブログはこちら
紙質による違いをまとめたブログはこちら
同じDICカラーガイドでも、発売された時期が違うと色が違うケースがあります。また日焼けなどで変色しているケースもあります。印刷会社とデザイナーとで違うカラーガイドを見ていることも珍しくありません。カラーを指定するときには、「この色にしたい!」というカラーチップを添付してください。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
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