デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06今回はサンコーで印刷職人をしている福沢彦之に、かようびデザイン室のかよこが
普段聞きたくても聞けない質問を色々してみました。サンコーで15年もの間印刷機械を操作している福沢は、今まで沢山の紙や印刷に出会ってきました。
リスロンの426という菊半の4色機プロセスカラーです。以前は特色を操作していました。色調整や洗浄を一貫して1人で行っています。刷り上った時、電車など日常の世界で自分が印刷したものを見つけたときはとても嬉しくなります。
ファンシー系の紙で絵本のページを印刷すると触り心地や色味もよくなるので好きです。
デザイナーとよく意見が分かれるのが写真を印刷する場合で、光沢のある硬い紙であると写真の中の影や光が綺麗に出ますが、紙の質感も大切にしつつ写真の色味も欲しいという要望の場合、紙に凹凸があるので写真が鮮明になりづらく、職人としては光沢系の紙が好きですが心の中で密かに葛藤しています。
職人にとっての良い印刷とデザイナーが印刷を通して見せていきたい情報の交差が垣間見える素敵な回になりました。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)