トップ 色々な印刷の色 | 紙と印刷とラジオ 第116回

色々な印刷の色 | 紙と印刷とラジオ 第116回

公開日 2022.12.07   更新日 2023.05.17

印刷の色について西谷さんの質問に、サンコーのプリンティング・ディレクターの待鳥が答えました。

色のブレはなぜ起きる?

増刷の時のブレ

刷り直した時に色が合わない原因は、印刷以外にもあります。まず、紙の色がロットによって一定ではないことがあげられます。また、気温や湿度が違うので紙に浸透し乾燥するまでの条件も変わります。印刷での原因としては夏と冬とで使うインキも違うことや、ローラー・ブランケットの消耗度合いなどの違いなどが挙げられます。アナログな環境で印刷している以上、どうしてもこのようなブレが生じてしまうのです。

印刷している時のブレ

同じロットでも1枚目と10,000枚目がブレてしまうのは、主に機械の温度上昇です。それによってインキの粘度が変化したり、ローラーの圧が変わったりして色がブレます。

色玉って何のために使うの?

印刷物の外側についているCMYKのパッチを色玉と呼んでいます。これはベタ濃度を調べるためにあります。絵柄を刷ったうえで紙幅全体に印刷されている色玉のベタ濃度が一定ならば、全体の濃度が想定通りになっていると判断できます。

金赤ってどんな色?

サンコーのwebサイトに来る検索キーワードのトップは『金赤』。人によって定義が異なる金赤について語りましたが、時間が・・・。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

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