デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06今回のゲスト回は、ツジカワ株式会社の渡邉実友さんの『あなたの知らない彫刻版の世界』でした。
ツジカワ株式会社さんは1921年に大阪阿倍野で創業し、今は中国、タイ、ベトナム、インド、インドネシアなど世界中に展開をしている会社さんです。
渡邉さんは学生時代にダンスサークルの学生団体をされていて、その大会のトロフィー制作でジツカワさんと知り合い、人と被らない唯一無二の変わったものが好きな性格に事業内容が合致していて入社をしたそうです。
まんじゅうに例えると最後に押す焼印が版。クッキーに例えると抜いて形を作るのが型。そう考えるとわかりやすいそうです。
どちらも箔押し、空押し、エンボスの版として使用しますが、彫刻版は金属を削って作るために三次元的に自由な形状に出来るのが特徴です。丸く浮きあげたい、二段階で浮きあげたいといった複雑な表現や、箔押しをしながら浮きあげたいといった複雑な加工が必要な場合に、彫刻版が使われるそうです。それ以外にもロットが多い場合にも使われるそう。
彫刻版では3Dデータが必要になります。データ作成に不安がある場合には、ツジカワさんが相談に乗ってくれるそうです。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)