トレーシングペーパーと蛍光インキを使った会社案内の印刷

公開日 2024.04.26 更新日 2024.05.10

眩しいオレンジ色と落ち着いた青色がぶつかり合うエネルギッシュな表紙が特徴的な会社案内を印刷しました。株式会社小林断截様のクライアントのISARIBI株式会社様の会社案内です。ISARIBIは日本語の「漁火＝漁師が夜間の漁で魚を集める為に、舟で焚く火のこと」から来ており、「“広大な海＝世界”で、皆様の行く手を照らすサポートとなり、またより多くのお客様の注目を浴びる強い火になりたい」という想いでクリエイターやエンタメの企画プロデュースを行っているそうです。

隣のページに雰囲気を与えるトレーシングペーパーのページ

パンフレットのページは全てHS画王という紙。見開きごとに同じ形式を刻まず、写真のサイズや余白の使い方、グラフィックの入り方などがまるでスライドショーを見ているかのようにとても軽快なリズムを刻んでいます。所属するクリエイターさんや企画のヴィジュアルを崩さずに載せていくだけでなく、それぞれのページ同士が共演しているような印象がありとても心躍るパンフレットとなっています。その中で2ページだけトレーシングペーパーが挟まっていました。クラシコトレーシングFSは透け感を維持しながらもコシのあるトレーシングペーパーです。

会社の位置を示す

表紙を開くと現れる短い扉ページには星マークが印刷されていて、見開き全面に広がる地図の上で会社の位置を示しています。長さが不揃いのページを製本する時は位置ずれが起こりやすいです。半透明なトレーシングペーパーでずれることなく会社の位置が示されている様子はwebページのナビゲーションのようですね。

都内の写真に言葉を添える

ネオンカラーが素敵な写真ページが終わり、辿り着くと反対側の扉ページにもトレーシングペーパーが使われています。雪の降る秋葉原の街の写真越しに歌の歌詞を印刷しました。写真が少し曇って見えるので街の上空から歌が降り注いでいるような幻想的な印象を受けるページに仕上がりました。

印刷や加工が難しいトレーシングペーパーですが、冊子の一部ページに使用することで独特な印象を与えることができます。サンコーではトレーシングペーパーでどのような効果を狙いたいかなど、印刷のイメージを共有しながら印刷できます。