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全ての事業は印刷がベース

公開日 2022.08.24   更新日 2023.05.17

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こんにちは。サンコーの3代目社長の有薗です。先日、丁寧な取材をもとに墨田区の求人情報を掲載する「すみだの仕事」にサンコーの募集記事をアップ頂きました。

すみだの仕事サムネイル

「すみだの仕事」は、運営者の方の苦い経験から生まれたサービス。
ご自身が、就職活動中に感じた会社のイメージと、入社後の実態が大きく違ったことでミスマッチに苦しみ、「求職者が、会社のありのままを知った方が求職者も会社も幸せなのでは」と考えたことがきっかけです。

私も、経営者として同じ考えを持っています。会社には、良いところとその裏返しとも言える悪いところが必ずあります。両面を知った上で「それでも働きたい」と感じてくれる方と働きたいし、働きたいと感じてもらえる会社をつくることが経営者の仕事です。

サンコーは「すみだの仕事」のあり方に共感しているので、3年前の求人の際もこのような記事を掲載してもらいました

このブログを書いているのも、入社後の「こんなはずじゃなかった!」を防止するためです。今回は、入社後の研修について書きたいと思います。

サンコーでは、研修としていったん印刷現場に入ってもらいます。期間は各々の経験によって調整します。後継者として入社した私も、全くの未経験からillustratorに触れ、印刷機も動かしました。結果、私には職人の才能は無さそうだと分かりましたが…(笑)。

サンコーは「おもいをカタチにする会社」をコンセプトに、伝えたいおもいを顕在化するブランディングや、伝えたいおもいを可視化するデザインなど、新しい領域に仕事を広げています。しかし、私たちはブランディングやデザインの専門会社ではありません。各分野に特化している会社さんとサンコーとの違いは、印刷業がベースだということ。自分たちで設備(と人材と借金)を持った「事業」を営んでいるからこそ、ブランディングによる「想いの差別化」の効果を自分事として語れるし、デザインの大切さを心の底から語ることができる。

印刷業界以外からサンコーに来てくれた方にも、新たなスキルを提供できる自信があります。例えば、デザイン業界出身者が、印刷に関するノウハウを身につければ、今まで見えていなかったデザイン完成後の印刷・加工まで、進行管理出来るようになります。印刷や加工の知識が身につけば、新しいデザインのアイディアも広がることでしょう。

webマーケター出身者であれば、webだけで考えていたマーケティングプランに印刷手法を組み合わせ、付加価値の高い提案を考える機会ができます。

60年近く続いた印刷会社というサンコーを土台に、異業種での経験が掛け算されることで、まだ見ぬ価値を生み出していけるはずです。ワクワクできる掛け算をどうつくりだせるか、まずはその可能性について一緒に語り合いましょう。

もちろん印刷業界の人も大歓迎です。これからの印刷業界にとって、生産性の追求はもちろん大切ですが、それ以上にわざわざ紙に印刷する意味を考える必要があります。根本から印刷の意義を考え、デザイナーの表現に寄り添う仕事にぜひ取り組んでいきましょう。

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