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工場視察に行ってきました

2016.01.30
工場視察

水と空気以外、何にでも刷れる印刷工場

サンコーの保有している印刷機は、オフセット印刷機を中心とした紙に印刷するためのものです。でも、ゴルフボールに書かれた商品名や、Tシャツの柄、コップに入ったイラスト・・・。このようなものも、印刷物の一種で、オフセット印刷とは異なる方法で印刷されることが多くあります。

特にスクリーン印刷と呼ばれる印刷方法は、「水と空気以外何にでも刷れる。」とまで言われるほど、応用範囲が広い印刷方法ですが、そのスクリーン印刷を中心にお仕事をされているスクリーンありまさんを訪問してきました。都心から車で1時間半近くかかる、茨城県の霞ケ浦近くの会社さんです。スクリーン印刷、パッド印刷などの紙以外の素材を主な対象とする、特殊な印刷に特化されています。社長、営業マン全員、デザイナーと、現場メンバー以外はサンコー総出でお邪魔しました。

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この会社さんと知り合ったきっかけは、以前facebookにでご紹介したこともある、リストバンドです。どこの協力工場でも「できない」と言われた名入れを、引き受けてくださいました。

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スクリーン印刷(平面)

見学時には、このような不織布のバッグに企業のロゴを入れる作業をされていました。

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バッグを機械にセットします。シルバーの枠が見えますが、その下に、黒い不織布のバッグがひかれています。銀色のヘラが左から右に動いて、白いインクがスクリーン状の版を通って、バッグにプリントされていきます。プリントが終わると、左に見える黄緑の機械を通して乾燥させます。方法としては、皆さんも昔使ったであろうプリントゴッコと一緒です。インクが厚く盛られるので、赤や黒のバッグに白い文字を印刷しても、綺麗に色が出ます。

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これが、スクリーン印刷に使う版です。

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スクリーン印刷(曲面)

続いて、スクリーン印刷を用いて曲面を印刷する機械です。平面の印刷では、版も刷られる側も固定された状態で印刷しましたが、写真にあるようなプラスチックのカップのような曲面に刷ることもできます。版(シルバーに見えるところ)が手前に動きながら、それに合わせてカップも回転して印刷されていきます。この方法を応用して、注射器のシリンダーの目盛なども印刷されています。

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パッド印刷

変則的なオフセット印刷が、このパッド印刷です。オフセット印刷では、版についたインキを、ブランケットと呼ばれるゴムローラーに写し取り、それを紙に転写します。同じように、版についたインクを、シリコン製のパッドに写し取り、対象物に押し付けて印刷します。

これが版です。オフセット印刷と同じような平版です。

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手前の白いもの(カップ)に印刷をするのですが、その上に見えるエメラルドグリーンの物体が、パッドです。このパッドがその奥に見える版についた黒インクを拾って、カップに転写します。スクリーン印刷に比べると、広いベタ面は苦手ですが、その分細かい表現が可能です。

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インクジェット

ゴルフボールに似顔絵が描かれたものなどは、今はこのインクジェット機を使って印刷するケースがほとんどです。それ以外にも、アクリルのキーホルダーなどでも使います。

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見学をさせて頂いたときには、ちょうど有名アイドルのグッズを制作していて、アクリル板に写真を印刷しているところでした。ただ、画像の輪郭がガタガタで、色味もきれいにでていません。どうしたらいいんだろう?という有馬社長からご質問をいただきました。画像の加工なら、サンコーの得意分野ですので、急きょ現場でデータを確認。データの作り方に間違えがあり、解像度が著しく下がっていることがわかりました。思わぬところで見学の恩返しが出来てよかった。

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そのほかにも、箔押しや、Tシャツへのアイロンプリントなど、様々な特殊印刷ができる機械も見学させていただきました。町で見かけるあの商品も、この商品も、実はこの工場から出ていることがわかって、興味深く見学させていただきました。

サンコーは、自前の設備では薄紙と呼ばれる通常のカラー印刷物を手掛けていますが、事業のドメインは、「こんなものを作りたい」というお客様の「おもい」を「カタチ」にすることだと思っています。なので、オフセット印刷に関する専門知識をベースに、それ以外の分野の知識も広げながら、よりおもいをカタチにできる領域を広げていきたいと思います。有馬社長、ありがとうございました。

見学後は、潮来にある錦水という鰻屋さんで鰻重を食べて帰りました。やわらかくて旨かった!

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