トップ 印刷のあれこれ-2 | 紙と印刷とラジオ 第7回

印刷のあれこれ-2 | 紙と印刷とラジオ 第7回

公開日 2020.08.19   更新日 2023.09.05

ツイキャスの画面の仕様が変わっていて30秒程遅れてしまいました。生放送は必ず何かが起こります(汗)。さて、お盆休みを挟んだので時の流れを感じるのも早いものですが、このラジオが始まった時に開設したTwitterのアカウントのフォロワーが既に612名。リアルタイムで聞いてくださる方もアーカイブで聞居てくださる方も増えました。ありがとうございます。

今日は印刷のあれこれ第2弾、前回のMr.Kさんからの質問の続きを語ります。

銅の質感を印刷で表現したい

金、銀、銅の色を印刷で表現しようとすると粒子が目立ってしまい、鏡のような艶やかな質感にはなかなかなりません。しかし、紙と印刷の方法を変えてみることでなんとか艶のある印刷面を表現できないか?というMr.Kさんの質問に刺激されて熱が入り始めた次第です。
そこでサンコーの印刷職人の栗瀬が入り、一緒に方法を考えます。。普段は機械に向き合っているので、今日の栗瀬は食事も喉に通らない程に緊張気味。ちなみに特色を担当している栗瀬、特色の職人は現在減少傾向にあり、技術継承のために前回ゲストで出演した福沢から1年程前に特色の印刷を引き継ぎました。サンコーで15年、その前は小型印刷機で墨刷りりの仕事を2年、印刷職人として経験を重ねています。

オフセット印刷で箔押しに迫る銅の質感を出す

パーソナリティの2人と職人とで、様々なアイディアを出し合いました。ピンクゴールドなどのインキに特色を混ぜる方法、CMYKと組み合わせる方法、輝く紙を使う方法、ニスやメジウムによる効果…。
最終的に印刷実験室の1つとして取り上げることに決まりました。工場出荷時のキラキラした10円玉の質感を印刷で出すことができるのか?箔無しのいらない時代を実現できるのか?あの有名な箔押し会社さんからもコメントが入るなか、番組内で企画が固まっていきます。

この番組がきっかけとなり、オフセット印刷で箔押しにの銅色にどこまで近づけるかやってみた印刷実験室の記事はこちらから。https://sanko1.co.jp/cat-blog/3340/

03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)

© SANKO