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AIを使った画像処理に関するプレスリリースを出しました。

公開日 2023.07.03   更新日 2023.07.03

本日(7月3日)、墨田区、千葉大学、日光プロセスと共同でプレスリリースを行いました。4者はこれまでAIに関する調査・研究を共同で行っていましたが、その成果を7月10日に実施される日本印刷学会において発表することとなりました。

記事へのリンクはこちらから→プレスリリース_墨田区&千葉大&サンコー&日光プロセス_AI活用

画像処理のノウハウ継承は印刷会社共通の課題

この研究が始まったきっかけは、印刷会社共通の課題である画像処理の技術伝承です。デジタル画像のRGBから印刷用のCMYKへ画像を変換すると、色域が狭まり色が濁ってしまいます。それを職人の技術によってデータを補正し美しい印刷物を作ってきました。画像処理ソフトを使ったデジタルな職人技とも言えるこの技術は、印刷業界がフィルムからデジタルへ移行した時期を経験した50代の職人が突出した技術を持っており、デジタルネイティブの次世代への技術承継が難しいというのは業界全体での課題となっています。
この研究を通じて、これまで長い時間をかけて培ってきた職人の画像処理のノウハウを次世代に引き継いでいくことを目指します。

千葉大学、墨田区、日光プロセスとの共同研究

この産学官連携による研究が始まったきっかけは、これまで大学の無かった墨田区に一気に大学が2校開学したことにあります。中小企業の集まる町が産学連携によって産業の発展を目指すために、大学と中小企業が一緒に研究を進めるためにはどんな進め方が望ましいのか。どんな支援体制があればスムーズに進むのか。そういった産学官連携を進めるためのテストケースという側面もこの研究にはあります。
日光プロセスは製版業に特化し、画像処理に関する高い知見を有しています。サンコーとは異なるノウハウを持つため4者での共同研究となりました。

紙の価値を追求する

情報を伝える役割が紙からデジタルに移行し、紙はモノとしての価値がより大切になると私たちは考えています。
「いつまでも大切に取っておきたい」「手ざわりやにおいなど五感で感じる」そんな気持ちを持つような印刷物を創り出すために、サンコーでは削る年賀状や印刷実験室などを通じて独自の紙の価値を追求してきました。この研究もその一環と位置付けています。印刷学会での発表をきっかけに、さらに研究を深めていきたいと考えています。

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