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同業の経営者の皆様が工場見学にいらっしゃいました。

公開日 2017.12.08   更新日 2023.05.18

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先日、東京都印刷工業組合足立支部青年部の皆様が会社見学に来られました。見学のきっかけは、印刷組合4支部合同の定例会で、サンコーがプレゼンをさせて頂いたことが始まりです。数社がプレゼンを行ったのですが、各社さんが機械設備のPRが多いなかで、「シェアオフィスを運営しています」というプレゼンが目新しかったようです。

足立支部青年部部長高橋さんは事前打ち合わせのなかで、印刷会社に共通する悩みとしてこんなことを言われていました。

「今のままではダメな事はわかっているんです。でも、どう変革していけばよいのか、イメージが沸かないのが現実なのだと思います。自分たちの技術力に少し手を加えると、こんなにも変わる事ができるのだ。ということを見学を通じて支部のメンバーに感じてもらい、現状からの脱却のキッカケになってもらえれば。」

この思いは私たちも同じです。この会社見学が、なにかのきっかけになるのであれば嬉しいと思い、当日は取締役社長に就任したばかりの有薗から、説明をさせて頂きました。

「すごく悔しかったんですよ」

シェアオフィスを始めたきっかけを説明している中で、有薗から出た言葉です。クオリティーの高い印刷物を納品し、お客様との信頼を勝ち得ても、いざ大きなプロジェクトになると、代理店が元請けになり、下請け仕事から脱することができない。その現状を変えるには、自前のクリエイティブチームが必要です。でも、コストや人材を考えると現実的ではない。「やっぱり無理だなあ。」とあきらめて、日々悶々としていました。ただ、ビルの1フロアが空いて、借り手が付かなかったことで、自社でそのフロアを使ってビジネスを起こすことを考えた時に、「クリエイティブチームを自前でもてないなら、シェアオフィスを作って、使ってもらえばいい。」これがco-lab墨田亀沢のきっかけです。そしてco-labがオープンしてからも、当初の想定通りにはいかず、コンセプトを見直したり、地域との接点を創り出して行ったり。そのような結果、本業との相乗効果が徐々に生み出されてきています。

他業界から来た有薗の話は、長年この業界で働く人(自分も含めてですね)にとって刺激になったのではないかと思います。印刷会社としての当たり前にとどまっていたら、その事業領域はおのずと決まってしまい、時代の変化にきがつかなくなってしまう。だからこそ新しい価値を作り出すために変化しつづけなければと、こんなメッセージを伝えたかったのだと思います。

有薗のインタビュー記事があります。興味のある方はご覧ください。
http://co-lab.jp/residents_voice/23501

 

プレゼンテーションの後は工場をご案内しました。一般の方の見学だと、印刷機の動く様子に興奮されますが、今回は同業の方々。レザーカッターやUVインクジェットプリンターなど、他の印刷会社さんにはまだ導入が少ない機械に興味が集中します。

見学会終了後、全員で記念撮影。当初の予定では20分説明、10分質疑応答、30分会社見学の合計1時間ぐらいのタイムスケジュールを組んでいました。終わってみれば、質疑応答40分と2時間コースで終了いたしました。

皆さんの熱量に時間を忘れて遅くなってしまいましたが、この度は見学いただき、有難うございました。

I.N

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