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ゲストトーク 丸山有子さんのパッド印刷を通じてヒト、モノ、コトを繋げる視点 | 紙と印刷とラジオ 第42回

公開日 2021.06.02   更新日 2024.02.01

今回のラジオはゲストの丸山有子さんが社長を務める安心堂に出張しています。これまでも出張はありましたが、墨田区を出て足立区まで出張したのは初めて、場所見知りしている西谷さんです。現場に到着するまでに入口を間違えたり、西日暮里と日暮里を間違えたりと西谷さんと有薗の連絡チャット上は大荒れでした。

今回のゲスト丸山有子さんは私立桜丘女子高校卒業後、巣鴨信用金庫に就職。その後いくつかの会社を経験し結婚、2児の母親に。そして2014年に離婚をきっかけに家業である安心堂に入社し、パッド印刷と様々な人が繋がれる「試作工場」を作られました。ヒト、モノ、コトを繋げる様々な取り組みについて伺いました。

パッド印刷

印刷には様々な種類がありますが、パッド印刷は知らない方も多いのではないでしょうか。
かまぼこをひっくり返したような形をした柔らかいパッドを上下させることによって曲面に印刷できる印刷機です。他の印刷方法では、平面への印刷にとどまりますが、パッド印刷は器やボールなど曲面に印刷できる事が特徴です。
安心堂さんではダイヤル式黒電話の数字部分をパッド印刷したところから仕事が起源だそうです。

手動式小型パッド印刷機なんでもくん

安心堂さんで15年売れ続けているヒット商品が、「手動式パッド印刷機なんでもくん」です。製版機も別売りしており、製版から印刷までを一貫して行える製品とのこと。購入される客層は個人でデザインや研究開発をされている方から、大きな企業や大学での研究室用など幅広いそうです。
販売する時は技術研修を安心堂さんで受けることになっているので使い方にも困りませんね。

社長に就任、印刷を通じたコミュニティを作る

令和2年4月から丸山さんは父の跡を継いで社長に就任しました。
安心堂さんに入社し父親の存在の大きさを実感した丸山さん。しかし会社自体は上手く前進しておらず、自分の代で会社を潰してしまうのではないかと不安を抱え始めたそうです。
安心堂ではBtoBをメインに営業を行っており、時々個人の顧客から印刷の依頼が来ることがあるそうですが、BtoBの目線で個人の案件に印刷代を出すと高いため諦める方が多いそうです。しかし価格を下げることも出来ないところが悩ましく、パッド印刷を広めるコミュニティ作りとして「試作工場」を始めました。
「試作工場」を作ったことにより仕事の流れは変わり、デザイナーさんなどへのPRの機会を増やす他、丸山さんのように会社の後継者で自分の代で会社を存続させることへの漠然とした不安を持つ人と出会えるようになったそうです。
これからは児童養護施設にいる方々との製造販売の企画や、リモートでパッド印刷を教えるスクールサービスを稼働率を上げるためのアフターフォローとして取り組んでいきたいと語っていました。

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