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おもいのにじみ出た名刺(前編)

2016.11.14

おもいのにじみ出た名刺
編集者、ライター、建築家、グラフィックデザイナーという、多彩なクリエイターの集団 『GINGRICH』さんの名刺を、篠原紙工と共同で製作させて頂きました。 この名刺は、MAGプレーンと呼ばれるグレーの紙を使いながら、そのグレーは全く見えません。表裏面は白のインキがひかれ、さらに墨文字が入り、側面はコバ塗りが施されています。

おもいのにじみ出た名刺
一枚の紙の表裏面に白インキを全面にひくことで、インキの面ではさまれた薄い「空間」をつくり出します。その空間こそがGINGRICHさんのメンバーそれぞれの自由な領域。そこに満ちあふれた個性が色となって、コバ塗りの部分に滲み出てくる。そんなコンセプトからこの名刺が企画されました。この様なクリエイターさんのおもいを、印刷工場・製本工場がどのように形にしていったか。今回は、前編は印刷会社のサンコー・後編は製本会社の篠原紙工のそれぞれのfacebookページでご紹介していきます。

■クライアントの希望「白」 インキは全般的に、一見するとかなり濃く見えますが、印刷してみると下地の色の影響を受けるほど繊細です。 素材のMAGプレーンはグレー、印刷しても真っ白にはなりません。 一度色校正で確認して頂いた上、改めて対策を練る事にしました。

■GINGRICHさんが個性を表現する領域「グレー」 白のイメージを強調する方法は、印刷方法を変える、紙を変えるなど様々な方法があります。適度な軽さのある用紙のMAGプレーンは「空間」、GINGRICHさん各メンバーの自由領域をあらわします。 用紙を変えてしまったらGINGRICHさんのおもいを伝える名刺になりません。 印刷オペレータとも相談しながら、白で一度印刷し、乾いてからもう一度白を重ねるという作戦で決定しました。 実は、この工程はインキを乗せる前は平たんだった紙が、インキを何度も重ねていく事で紙が反ったり波打ったりするリスクが考えられます。そこは印刷オペレータの長年の勘でカバーし、GINGRICHさんの担当の方にも立ち会って頂きながら作り上げていきました。 と、長々と書きましたが、ご覧いただいてから5分で終了しました(笑)

おもいのにじみ出た名刺
お客様とお話しながら色の調整中。

おもいのにじみ出た名刺
比較確認。写真だとあまりわからないかも知れませんが、変わっています。

おもいのにじみ出た名刺
一度出してみてさらに調整

これは、GINGRICHさんと、篠原紙工や当社の描いているイメージが共有できているからです!立会い印刷は、印刷する前の意志疎通があるか無いかでかかる時間も変わりますので、OKが出るまでの時間と満足度は比例しません。と自社を少し褒めてみました。

おもいのにじみ出た名刺
完成です。右が色校正、左が白を重ねて印刷したものです。上部に紙のもともとの色がでています。

■GINGRICHさんの個性が滲み出る表現「コバ塗り」 当社で印刷後、篠原紙工で名刺サイズに断裁した後、フチにGINGRICHさんのメンバーそれぞれの色を塗っていきます。 篠原さんFacebookページ おもいのにじみ出た名刺(後編)に続きます。

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