トップそれぞれが語る、それぞれの紙のストーリー

それぞれが語る、それぞれの紙のストーリー

2016.11.24

紙のストーリー
「いちまいの紙がうまれるまでには、いろいろな悩みがあります。選択があって、葛藤があります。それは、ふだんは気にもされないことかもしれないのだけれど、いちまいの紙に託されたいろいろな思いや時間が、この世界の文化を少しだけ豊かなものにしているのだと、私たちは考えています。」

こんなコンセプトの企画展「STORY」が、平和紙業株式会社さんのペーパーボイス東京にて開催されています。この展示会では紙の開発に、どんな人が、どんな思いで関わって行ったか。まさに紙にまつわるストーリーを展示しています。

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会場の様子

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今まで作られて来た紙の歴史も展示されています。

この展示会で配布される16ページのパンフレットをサンコーで印刷させてもらいました。発注を頂いた平和紙業さんは紙のプロ。そして、この展示会に来る方々も、グラフィックデザイナー、装丁家、印刷会社、製紙メーカーなど、紙や印刷物に関わっていらっしゃるプロばかりです。そのようなプロの方々に目にして頂く印刷物を任せて頂く事は、大変名誉な事です。しかし、同時に失敗は許されない、とてもプレッシャーを感じるお仕事です。

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STORYのパンフレット

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本文

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入口にこのように展示されていました

印刷において特に苦労したのは、もうすぐ発売されるTONE-Fという14色のグレーのカラーバリエーションを持つ紙の紹介をしているページです。この商品の特徴である赤っぽいグレーと、青っぽいグレー、それぞれ7段階の濃度のバリエーションを持った紙の質感を、印刷で再現します。どの程度青や赤に寄せていくか。そして濃度はどの程度が最適なのか。CMYKの4色のインキの濃淡で、各色を表現していかなければいけません。しかも、そのうちの2色はページを跨いでいるので、別々の条件で印刷した紙同士が、隣り合って同じ色に見える必要があります。このページは、クライアントさんにも立ち会って頂きながら、本物のTONE-Fと同じに見えるまで何度も色調整を繰り、やって満足できる仕上がりになりました。

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ページを跨ぐグレーの色が印刷職人泣かせなのです。

私たちの仕事は、会社名が残る事は少ないのですが、今回は奥付に「印刷・・・株式会社サンコー」と名前を入れて頂けました。とても嬉しいことです。

紙のストーリー
一枚の紙が生まれて来るまでの思いが詰まった、そして、その紙に印刷されるまでの思いも「ちょっとだけ」詰まった企画展「STORY」、是非足を運んでみてください。

ペーパーボイス東京 企画展「STORY」 
2016年11月7日(月)〜12月2日(金)

会場・・・平和紙業株式会社
主催・・・平和紙業株式会社
共催・・・王子エフテックス株式会社
企画・・・平和紙業株式会社 営業統括本部 東京販売推進部
冊子制作
聞き手・・・河村克英(王子エフテックス株式会社)/佐々木陽介(平和紙業株式会社)
編集・デザイン・・・佐々木陽介(平和紙業株式会社)
撮影・・・rakuda photo
印刷・・・株式会社サンコー
使用紙・・・OK ミューズガリバーグロス CoC ホワイト157g/㎡

03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)

© SANKO