トップ温度で色の変わるブックカバーを作りました。

温度で色の変わるブックカバーを作りました。

2016.01.29

温度で色の変わるブックカバー
デザイナーの守田さんからこの件について相談があったのは、2014年の秋のあるイベントの時でした。その時にご相談を受けた内容は、「液晶印刷を出来るところを知らないか?」というものでした。液晶印刷とは、紙製の温度計などで使われる、黒い紙に文字などが色で浮かび上がってくるものです。でも、この液晶印刷って、コストがとても高いのです。ブックカバーにしてしまうと、紙製なのに数千円になってしまい、商品化することはできません。

でも、液晶印刷だとコストが合いません。で終わらせてしまったら、印刷会社として何も価値を提供していない事になります。デザイナーが表現したいのは、触ったところだけが温度で反応する。という新しい体験をブックカバーに付加すること。であれば、パイロット社のメタモインクを使えば、液晶印刷に比べればコストが下がり、商品化出来る価格帯に入ってくること。そしてメタモインクと通常のオフセット印刷を組み合わせることで、様々な表現が可能なことを提案。1年以上の試行錯誤を経て、このような商品となって昨年末に三省堂さんのオリジナル商品として発売されました。

写真のように、常温の状態だと黒の濃淡で鮫小紋柄が表現されています。しかし、手が触れている部分だけが、黒の斑点が消えて、地の紙の色がでてきます。読んでいる本のストーリーが、手に汗握る様な展開になると、手の温度が上がって、より変化をするようになります。紙で本をカバーするだけのブックカバーではなく、読む楽しさをブックカバー自身が表現する。そんな素敵な商品に出来上がりました。

サンコーは温度で絵が変わるマグカップを作っていることで、メタモインクに対する技術的知識を持っています。そこに、デザイナーの感性が組み合わさることで、世の中に無いものが出来上がりました。

Bookman’s Gallary & Paper Processing Series
感温印刷ブックカバー

三省堂本店および船橋店にて取り扱い中。

温度で色の変わるブックカバー

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